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Fromスタッフ2020.12.25

地球の海フォトコンテスト2021
2020年グランプリ受賞者に聞く、作品選びのコツ

そろそろ作品選びをしている方もいるのではないでしょうか。今回は前回の各部門の受賞者に応募する部門選びと今年の抱負を聞いてみました。
「第22回地球の海フォトコンテスト2020」の入賞作品も参考にしながら、傾向と対策を考えて写真を選んでみましょう。

 

ネイチャー・環境部門グランプリ 大坪純さん

2020年ネイチャー・環境部門グランプリ 「瞬撃、ストライプドマーリン」

2020年ネイチャー・環境部門グランプリ 「瞬撃、ストライプドマーリン」

迫力のストライプドマーリンの捕食シーンを撮影した作品で、2020年ネイチャー・環境部門のグランプリを受賞した大坪純さん。昨年の受賞作品について伺いました。

前回のご応募で注意したこと、意識したこと

過去の受賞作品や審査員の方の講評を見返して、ネイチャー・環境部門に応募することにしました。よくわからないからとりあえず自由部門とするのではなく、作品で伝えたいことに合った部門を、意思を持って選ぶことが大切だと思います。

地球の海フォトコンテスト2021へ向けて

自分が好きな海のすばらしさを伝えられるような作品を応募したいです。

自由部門グランプリ 齋藤利奈さん

2020年自由部門グランプリ 「小さなgalaxy」

イカの目のクローズアップを撮影し、自由部門グランプリを受賞した齋藤利奈さん。作品選びを伺いました。

前回のご応募で注意したこと、意識したこと

写真を撮る時は、「どう撮るか」ということを大切にしています。 寄ったり引いたり、ストロボやライトの当て方を変えたり、カメラの設定を変えてみたり。できるだけいろいろ試すようにしています。 今回の作品も、あれこれ試す中であの宝石のような目の存在に気付きました。本当に言葉にならないほど美しく、「この美しさを損なわずに収めたい!」という気持ちが大きかったです。「きれいに撮りたい」という気持ちを超えて撮影したのは初めての経験でした。 その前はビギナー部門のみに応募し、自由部門への応募は初めてだったので、要項はもちろん過去の講評記事にも目を通しました。SNSには私自身の好みで選んだものや、思い出として残したいものをアップしていますが、コンテストなので審査員の先生方や主催者の方針を踏まえることも意識しました。 たくさんの写真の中から、どれを応募するのかどの部門に出すのか迷うこともあると思います。まずは撮った写真を見返して「何かを伝えたいと思って撮った写真」や「ものすごく気に入った写真」を選び出し、その中からコンテストの趣旨に合いそうなものに決めると良いと思います。

地球の海フォトコンテスト2021へ向けて

SNSや写真集、写真展などでたくさんの作品を見ることができます。私自身の感性や好みを大切にしつつ、日々できるだけ多くのものを吸収したいと思っています。 密かな野望は「まだ誰も撮ったことのない写真」を撮ることです。 「これだ!」と思う写真が撮れたら、またエントリーします!

ビギナー部門グランプリさん 猪原直子さん

2020年ビギナー部門グランプリ 「チュッ!」

タイトルと写真がぴったりのイメージのビギナー部門グランプリ、猪原直子さんの作品。撮影時に意識していることを伺いました。

前回のご応募で注意したこと、意識したこと

受賞の時のコメントでも書きましたが、まずは被写体に寄るということを意識しました。その他には、光をきちんと回す・生き物と目線を合わせるということくらいでしょうか。あとは被写体に「可愛いねー、キレイだねー」って思いながらシャッターを切りました。

地球の海フォトコンテスト2021へ向けて

暗い世の中なので、明るい作品やおお! とかクスッと笑える作品がたくさんあるといいなと思います。

ビーチフォト部門グランプリ 秋山拓哉さん

2020年ビーチフォト部門 「Relax Beach」

2020年ビーチフォト部門 「Relax Beach」

かわいらしい猫の写真でグランプリを受賞した秋山拓哉さん。ビーチフォトでの撮影のコツを伺いました。

前回のご応募で注意したこと、意識したこと

「猫の写真が入賞するわけないよな〜」と冗談半分で応募しました。このような評価を頂けたことには非常に驚いたことを鮮明に覚えています。ビーチだけでもとても素敵な写真です。ですがきれいな風景を贅沢に使って、人物や植物、動物などメインの被写体を置いて撮影した写真はさらに個性が感じられて面白いのかなと感じました。 ビーチ部門は水中にカメラを持ち込む必要がないので、スマホやコンデジ、一眼など誰でも気軽に参加しやすい部門です。私自身もカメラ初心者での受賞でした。 砂浜と海の色彩、太陽をキラキラと反射させる水面、夕焼けに染まる水平線。誰もがビーチを訪れて感動した経験があるのでは。ぜひストック写真にあるあなたの感動の一枚を応募してみてはいかがでしょうか。

地球の海フォトコンテスト2021へ向けて

今年はほとんど海には行けませんでしたが、過去のダイビングやビーチフォトを見返す中でお気に入りの写真が新たに何枚も見つかりました。お気に入りの写真を応募して、皆さんで「マリンダイビングフェア2021」を盛り上げましょう!

応募する部門選びと表現したい意図を的確に写すことが大切

各部門のグランプリの皆さんは、撮影した被写体は違いますが、応募する作品がどの部門がふさわしいかを考えて応募しているのがわかると思います。また、それを表現するためのカメラの操作や撮るタイミングを大切にして撮られているのがわかります。応募準備をしている皆さんも、そういったことを意識しながら作品選びをしてみてはいかがでしょうか。


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締め切りは2021120日(水)!

「第23回地球の海フォトコンテスト」のご応募はこちらから!

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