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環境保護2024.06.18

藻場再生プロジェクト
千葉県館山の沖ノ島でアマモ移植を実施

千葉県南房総館山の《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》から、69日(日)に行われた藻場再生プロジェクトのレポートが届きました!

現在沖ノ島近海に自生しているコアマモ。ここから株を切り取り、何もない場所に植えて増殖するかどうかを調べる実験も実施中。

現在沖ノ島近海に自生しているコアマモ。ここから株を切り取り、何もない場所に植えて増殖するかどうかを調べる実験も実施中。

マリンスノーでは、海中環境の保全を目的として、一年を通じてガンガゼの駆除やアマモ場・カジメ場の再生活動を行っています。アマモは「命のゆりかご」とよばれ、たくさんの生き物たちの棲家や産卵の場、食料として、海に暮らす生き物たちの生活を支えています。

近年、埋立や透明度の低下、化学物質の流入、磯焼けなどにより、全国的に藻場の面積は急減しています。「このままでは態系のバランスが崩れ、豊かな海が失われてしまう。」との思いから、マリンスノーでは一般のダイバーと共にアマモ場・カジメ場の再生など、環境を守る活動に取り組んでいます。今回は紙ポッド(72個)と植木鉢(24個)の計96個分のアマモの移植を実施しました。

鉢植えからアマモを取り出し、植えていきます。

鉢植えからアマモを取り出し、植えていきます。

オーナーインストラクターの岡本正和さんは「このようなイベントを通じて、多くの人々が海洋保護に関心を持ち、海を守る行動に移してくれることを願っています。」と話します。

《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》では、630日(日)には沖ノ島の海底清掃と、アマモの種を取るイベントが予定されています。
日本各地で美しい海を次の世代に繋げるための活動が広がっています。興味を持った方はぜひ参加してみてくださいね。

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