人気水族館を支える“潜水人”に聞く
アクアワールド茨城県大洗水族館
feat.東亜潜水機
茨城県にある《アクアワールド茨城県大洗水族館》。約580種68,000点の生き物たちを展示する、国内最大級規模の水族館です。特に有名なのがサメで、飼育種類数は日本一を誇ります。そんな生き物たちに囲まれて、水槽内で潜って仕事をする“潜水人”がいます。日々業務で吸う圧縮空気(※)には、東亜潜水機のコンプレッサーが大活躍! その様子を潜水人に伺ってみました。
※近年はエンリッチド・エア・ナイトロックスなどやテクニカルダイビングで混合ガスを使用することがあり、空気も含めて「圧縮ガス」と呼ぶことが増えています。また、タンクのことを「シリンダー」と呼ぶダイビング教育団体もあります。
※2024年8月現在の情報です
アクアワールド茨城県大洗水族館について
2002年グランドオープンの海の総合ミュージアム
茨城県の大洗町の海辺にある水族館です
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
《アクアワールド茨城県大洗水族館》は「さぁ、新世海!」をコンセプトに、約580種68,000点の生き物を展示する国内最大級規模の水族館です。館内は8つのゾーンに分かれていて、地元の茨城の海で暮らす生き物たちをはじめ、そこから繋がる世界の海や河川、水辺に棲む生き物を間近で観察することができます。
水量1,300tもの大きさの「出会いの海の大水槽」。約20,000匹のイワシたちがBGMとLED照明による演出に合わせ群れ動くプログラム「IWASHI LIFE」は必見です
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
クラゲ大水槽「くらげ365」では、幻想的な雰囲気にうっとり
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
国内最大のマンボウ専用水槽には、たくさんのマンボウが気持ち良さそうに泳いでいます
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
特にスゴい!サメの飼育種類数は日本一‼︎
イカつい顔がかっこいいシロワニ。ダイビングでは小笠原諸島で見られます
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
《アクアワールド茨城県大洗水族館》の一番の名物は、なんと言ってもサメです。約60種類ものサメを飼育していて、その飼育種類数は日本一を誇ります。サメ好きダイバーにとってもたまらないですね。
シマザメの赤ちゃん
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
また、繁殖活動にも積極的に取り組んでいて、日本で初めて繁殖に成功したシロワニやシマザメをはじめ、27種類のサメ類の繁殖を行なってきました。そのうち12種は、日本初繁殖となっています。
サメの飼育や繁殖に力を入れる水族館。また、標本(顎骨・卵殻・剥製)を展示した部屋もあり、どこまでもサメ尽くしです
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
東亜潜水機コンプレッサーが大活躍!
水族館で重要な役割を担うダイバースタッフ
ダイバーが水槽内の掃除をしているから、美しい光景が保たれているのです
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
水族館の水槽には、たくさんの生き物たちに混じりダイバーの姿が! 人気水族館を陰で支える潜水人です。水槽に潜って掃除をする潜水清掃をメインに、魚たちに餌を与える潜水給餌、海に潜って生物を採集する潜水採集などの業務を行なっています。
現場スタッフにお話を伺ってみました
今回お話を伺った潜水人は、《アクアワールド茨城県大洗水族館》に勤めて約12年、フサギンポがお気に入りの生き物だと言う久崎智也さんです。
「陸上から掃除ができない水槽内部を潜ってきれいにして、お客さまに生き物の魅力を損なわずに伝えられることにやりがいを感じています。水槽ごとに水温が違うため、冷たい水槽の掃除は少し大変ですが、完璧に潜水清掃できたときには達成感があります」と久崎さん。
現場で使われる東亜潜水機のコンプレッサー
潜水人の仕事に必要不可欠な東亜潜水機のコンプレッサー
写真提供/アクアワールド茨城県大洗水族館
《アクアワールド茨城県大洗水族館》では、東亜潜水機のコンプレッサー、空冷式YS-75Aを導入しています。「充填した空気は陸上にいるのと変わらないくらい快適な使用感です」と久崎さん。東亜潜水機のクリーンでおいしい空気は、水族館を支える潜水人の仕事をしっかりサポートしています。
■アクアワールド茨城県大洗水族館
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3
TEL 029-267-5151(自動音声)
営業時間/9:00〜17:00(最終入場は閉館の1時間前。季節により変更あり)
入場料/大人 2,300円、小中学生 1,100円、幼児 400円
※6・12月に休館日あり
協力/アクアワールド茨城県大洗水族館
ライター/新井夏海
おいしい空気で安心ダイビングを!
画像提供/東亜潜水機
東亜潜水機とは
アクアワールド茨城県大洗水族館が導入している空冷式コンプレッサー「YS-75A」を開発製造しているのが、東亜潜水機です。大正13年に創業した日本で最も古い潜水機器メーカーになります。長年、消防や自衛隊の救命救助用コンプレッサーや、潜水作業用コンプレッサーの開発を手掛ける圧縮空気のプロフェッショナル集団です。
ダイビング業界でも「東亜潜水機の空気はおいしい」「東亜潜水機のコンプレッサーは充填が早い」「東亜潜水機のコンプレッサーは壊れない」と言われる日本のトップメーカー。皆さんがダイビングをするときの空気も、東亜潜水機のコンプレッサーで充填した空気かもしれません。
パワフル、静粛・低振動、コンパクト。全モデルに独創の技術が息づいています
●YSシリーズ 移動・空冷式
充填場所を選ばない機動性に優れたモデル。モーター駆動のユニットと、電源を必要としないエンジン駆動ユニットがあります。
YS-75A
パワフルなモデル。写真はモーターセット
YS-55A
災害現場でも迅速な充填が可能なエンジンセット
●YSシリーズ 定置・水冷式
YS-85V
大量の高圧ガスの使用に適した大型モデル
YS-85
幅広い分野で活躍するベストセラー
YS-75
実用性の高さが魅力のスタンダードモデル
YS-55
経済性に優れたコンパクトモデル
YSシリーズは、あらゆる不活性ガスを対象とした、水冷給油式コンプレッサー。ゆとりの吐出量と扱いやすさで圧倒的な納入実績を誇る、高圧コンプレッサーの決定版です。
長年大きな支持を得ている理由のひとつに、騒音・振動を抑え、滑らかな運転を実現する静粛・低振動性能があります。
また、ゆとりの吐出量を持ちながら、サイズが小さいこともYSシリーズの魅力です。
さらに、誰にでも扱えるわかりやすい操作を基本理念として開発されており、メンテナンスは一段と容易になっています。
用途に応じて動力ユニットや運転制御が選べますので、自由なシステムが構築できます。
全国の消防署、海上保安庁等の官公庁やダイビングショップ、大学等の各種研究機関、メーカーで幅広く活躍していることでも、その高機能・高性能、使い勝手の良さを証明しているといえます。
圧縮されたガスのエネルギー配分を安定させるレイアウトにより、静粛・低振動が実現
コンパクトなので設置スペースを問いません
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東亜潜水機株式会社 東京工場
〒116-0003 東京都荒川区南千住4-1-9
TEL.03-3803-2253
FAX.03-3803-2255
Email: info@toa-diving.co.jp
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