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スキューバダイビングのスキルアップ術Q&A
ベテランイントラ・かっしーが教えます
第36回 ダイビングショップやガイドさんとのコミュ力アップ
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スキューバダイビングでは安全に潜るためのスキルを身に着けておく必要があります。でも、耳ぬき・中性浮力・潜降など、なかなかできない!という方の声が多いのも事実です。
これまでたくさんのダイバーを輩出し、スキルアップの手助けをしてきたベテランイントラ・かっしーこと柏崎洋介さん(スキューバプロショップ大井町店店長)に、読者の皆さんの質問や悩みに答えていただきます!
今回は、ダイビングショップやガイドさんとのコミュニケーションが不安、そもそもショップ選びはどうすれば?といった“ダイビングのコミュ力スキル”について、かっしーさんに解決していただきましょう!
柏崎洋介さん率いる《スキューバプロショップ》はダイビングスキルに悩みのある方やブランクダイバーにも優しいお店です。大井町、渋谷、東伊豆・富戸にお店があるので『マリンダイビングWebを見て』と直接相談してみましょう!
初めて行く海のショップの選び方は?
Q
初めてのダイビングエリアでの、ショップさんの選び方を教えてください。
(かわぽん/246本)
A
ダイビングショップ選びって難しいですよね。インストラクターとかショップとの相性もありますからね。選ぶポイントは、やっぱり人が一番ですよね。
1 人(インストラクター)
2 ショップの雰囲気
3 利便性
ですかね。
3の利便性は、送迎や海までの距離、施設の快適さなどですかね。これらは、ホームページなどで調べれば、ある程度わかると思います。
1の人や2のショップの雰囲気は、レストラン選びのように口コミとか星の数を見てもあまりあてにならない気がします。やっぱり電話して話してみるのがいいんじゃないかなと思います。対応の良さで雰囲気がだいぶわかると思います。
初めてのエリアのショップ選びは、ネット予約じゃなくて、口コミよりも直接電話してみるのがおすすめです。
初めて行く場合のスキルや注意点は?
Q
個人(ショップを通さず)で自分の行きたいツアー等に申し込む場合のスキルや注意点は? 50代なので年齢的なものも含めて。
(マーブルさん/2年/52本)
A
個人でリゾートのショップに申し込む際は、自分のスキルを過信しないのがポイントです。
ショップでの講習はインストラクターがたいてい褒めてくれるので、自信がついちゃうと思いますが、井の中の蛙。まずは、無理のないポイントで実力を試すのがいいと思います。
ほかのダイバーと一緒に潜ると、自分に何が足りないかわかります。
具体的に、これだけはマスターしとかないと!ってスキルは……
①自分でセッティングができる
②どんなタンクでも自分のウエイト量がわかる
③フリー潜降ができる
④中性浮力がとれる(砂を巻き上げない)
⑤コンピューターの見方がわかる
⑥ロープ掴まないで安全停止できる
⑦エア消費が人並み
これらに自信持ってできると言えれば、大丈夫だと思いますよ。逆に自信がない場合は、申し込みの時点で正直に伝えておきましょう。
ショップやインストラクターさんに好かれる行動は?
Q
50本未満であちこちのショップを利用してますが、どんなダイバーだとインストラクターさんに喜ばれるのか知りたいです。立ち居振る舞いや、技術面など。
(ふー/3年未満/44本)
A
うーん。正直、経験本数が少なくていろんなショップを転々としてるダイバーは、ダイビングショップとしては、要注意の方と認識します。
なぜかと言うと、スキルアップして慣れるには、練習あるのみ。最初のうちは慣れたインストラクターやショップにいろいろアドバイスを受けたり、ダメ出ししてもらわないとなかなか上手くならないことが多いです。
慣れたインストラクターは、ちゃんとダメ出しやアドバイスしてくれますが、初めてのショップだと、なかなかダメ出しなんてできないし、スキルが足りなくても、何とか楽しませてくるようとするので、練習にならないです。逆にいろいろな所を潜ってるから、変な自信がついちゃってたりします。
とにかく過信しないで、謙虚なダイバーになるのがいいですね。
あとは、一つ前の質問にあるような7つのスキルをマスターしとくのが大事です。
ほかのダイバーと水中で集まったときの行動は?
Q
何か見たいものがあってダイバーが集まったときのどき方、地味にいつも困ってます。その他、ガイドさんやほかのダイバーさん的に「お互いこう動けるとやりやすい」みたいな話をどんどん聞きたいです!
(匿名希望)
A
集まったときのどき方って意外と難しいですよね。そ~っと上に行くか、そ~っと後ろに退がるのがいいと思います。
上に逃げる際は、フィンは使わず、息を吸ったり、BCDに空気を入れて上に上がるようにしましょう。
後ろに退がる際は、手で岩を押しながら退がるのがいいですね。手であおったり、フィンでバタバタしないようにしましょう。
こう動くとありがたいというのは、シチュエーションによって変わるので、決まりはないです。ガイドとしてありがたいのは、こうしてほしいなってときに、まずその人を見ます。それから合図するので、ガイドが見たときに目が合うのがありがたいです。または、ガイドが合図したことを見逃さない、すぐ気づくのが大事です。
結構、ガイドが合図してるのに、ほかのことに集中して、しばらく気づかないダイバーが多いです。できるダイバーは、ガイドが見たら、すぐ目が合います。
視野が広い、そんなダイバーを目指してください。
急な動悸が起きたときに伝わらない
Q
経験本数50本超えてきたのですが、まだたまに突然、不安に駆られ呼吸が速くなってしまう場面があります。いつも危ないことにはならず、インストラクターにも伝わらないくらいですが、脈が速くなります。このようなとき、どうするべきでしょうか?
(空飛ぶダイバー/8年)
A
不安で呼吸が速くなってしまうダイバーはよくいます。僕は、こんな状況をプチパニックって呼んでます。こんなときは、ダイビングの1アクションごとに、深呼吸をして落ち着く時間(リラックスTIMEと呼んでます)を作るのがいいですよ。
例えば、エントリー直前に深呼吸して落ち着く。海水に顔をつけた瞬間、潜降前、潜降した後など、1アクションごとにリラックスTIMEを作りましょう。
また、プチパニックになるダイバーで多いのは、久々に潜る人、経験が少ない人に多いです。
久々のダイバーは、たいていプチパニックになると言っていいです。不安になるし、呼吸も速くなります。自分でその状態を気づいていれば、まだ、コントロールできますが、気づかないと、本当のパニックになっちゃいます。
8年で50本って言うと年6~7本くらいなので、久々なダイビングが多いんじゃないかな?
もう少し、潜るといいかなと。もしくは、久々のダイビングのときは、リフレッシュ講習を受けてから潜りに行くといいんじゃないかなと思います。
プロフィール紹介
かっしーこと柏崎洋介さん
東京農業大学に入学後、ダイビングクラブに入り、すっかり海とダイビングの虜になる。在学中に《スキューバプロショップ》でアルバイトを始め、卒業後はもれなく同社へ。東伊豆の富戸でダイビングガイドを担当した後、同社の代表兼大井町店の店長に。ダイビング歴25年、インストラクター歴21年。現在はPADIコースディレクターとして、ノンダイバーからプロを目指すダイバーまで指導。
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東京に2店舗、東伊豆に1店舗あるから
スキルアップやステップアップに超便利!
スキューバプロショップ
大井町店 TEL:03-6712-0920
ダイビングを始めたい!という方から、ファンダイバーや、もっとうまくなりたいという方にはステップアップコースを意欲的に開催。
話題の渋谷・宮下パークから徒歩1分のオシャレな渋谷店、交通至便な大井町店、そして東伊豆で海が目の前に立つ富戸店(写真)と3つの拠点で講習&サービスを展開。『マリンダイビング』主催のランキング企画で8年連続No.1を樹立した富戸店には、1位に何度も選ばれているダイビングガイドの山口敬大さんも常駐。のんびり、あったかな雰囲気にきっとリラックスできるはずです。
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スキューバダイビングのスキルアップ術Q&A一覧
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