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伊豆週末情報2024.06.19

6/21(金)~23(日)
伊豆週末情報(透明度、水温、魚)
〜熱海、富戸、伊豆海洋公園、雲見、大瀬崎〜

伊豆半島は関東や東海方面から行きやすいダイビングエリア。このトピックスでは、現地サービスの皆さんから現在の海況や、海の中の最新ニュース、今週末の予想などを聞いて月に数回ご紹介する連載です。今週のピックアップエリアは熱海、富戸、伊豆海洋公園、雲見、大瀬崎です。潜りに行く際の参考にしてくださいね! 
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伊豆半島ダイビングガイドはこちら

● 熱海
新しい命の芽吹きを感じる春の海(ダイビングサービス熱海、豊嶋さん)

熱海ではウミウシがたくさん見られています。写真はハナオトメウミウシ

熱海ではウミウシがたくさん見られています。写真はハナオトメウミウシ

◎透明度/15~20m位

◎水温/21℃ 

◎見られる魚/沈船周辺にワラサ、モロコ(クエ)が高確率で観察できます。また、全体的にウミウシが多いです。キイロウミコチョウ、ムラサキウミコチョウ、ハナオトメウミウシ、ボブサンウミウシ、ニシキウミウシ、テヌウニシキウミウシ、ミアミラウミウシ、シンデレラウミウシあたりが見られればコンプリートですが、他にも観察できていますよ。 

◎一言コメント/ネンブツダイ口内保育が始まりました。まだ全体的には少ないですがペアになっているので、口内保育をする個体がググっと増えてくることでしょう。
アカオビハナダイが婚姻色でオスだけの群れが発生しているので、恐らく早朝に産卵行動しているのではないかと推測します。
シラコダイのお腹がパンパンなので、近いうちに産卵が始まるかと思います。

情報提供/ダイビングサービス熱海
熱海の特集はこちら/沈船ダイビングスポットで有名!熱海のクールな海中世界

● 富戸
この時期限定、アオリイカの産卵を見逃さないで!(ドルフィンウェーブ、本田さん)

富戸の海でこの時期一番の見どころは、アオリイカの産卵シーン

富戸の海でこの時期一番の見どころは、アオリイカの産卵シーン

◎透明度/12〜15m

◎水温/20〜22℃

◎見られる魚/<ビーチ>アオリイカの産卵絶好調♪、オガサワラカサゴ、ゲッコウスズメダイ、カエルアンコウ、クダゴンベ、カミソリウオ、サカタザメ、ヒラタエイ、カスザメ、キンメモドキ超大群、クロホシイシモチ、アジ子ども群れ、各種ウミウシ
<ボート>ネコザメ、アオウミガメ、キンギョハナダイ群れ、イサキ群れ、アジ群れ、ムツ群れ 

◎一言コメント/アオリイカの産卵シーンが見られています。この時期限定の光景ですので見応えたっぷりです。ボートではキンギョハナダイはもちろん、イサキやタカベなどの群れも多くなってきています。ウミガメやネコザメなどもコンスタントに見られていますよ。現時点での今週末の富戸の予報は、穏やかな海況になりそうなのでビーチもボートも楽しめそうです。

情報提供/ドルフィンウェーブ
富戸の特集はこちら/伊豆の人気どころ 富戸の海の魅力

● 伊豆海洋公園(IOP)
季節来遊魚が待つ海へ(マリンハウス レイアロハ、山田さん)

浅場にいる、流れ星のようなキビナゴの群れ

浅場にいる、流れ星のようなキビナゴの群れ

◎透明度/10〜15m。浅場は少し浮遊物がありますが、深度をとれば視界も良好です。

◎水温/19〜23℃。浅場は暖かく快適で、深度をとると冷たい潮があります。

◎見られる魚/浅場は季節来遊魚のキビナゴやタカベの群れが多く、ミナミハコフグ幼魚やコブダイなども観察できています。 

◎一言コメント/先週末からクマノミの産卵が始まりました。毎年4〜5回の産卵をするので、タイミングが良ければ産卵の様子やハッチアウトの様子が観察できます。
アオリイカの産卵床にはカミソリウオがいます。イカの産卵はまだですが、観察できる生物は多いです。

情報提供/マリンハウス レイアロハ

● 雲見
夏の足音を感じる海で海底洞窟、地形を満喫♪(下田ダイバーズ、堀越さん)

伊豆で地形ダイビングと言ったらやっぱり雲見! 夏を感じる海で海底洞窟を探検しましょう

伊豆で地形ダイビングと言ったらやっぱり雲見! 夏を感じる海で海底洞窟を探検しましょう

◎透明度/10〜12m程

◎水温/22~23℃。水温UPしています!

◎見られる魚/キンメモドキ・イサキ・メジナの群れ、キンギョハナダイ、カエルアンコウ、トビエイ、サカタザメ、アオリイカ、ウミウシなど

◎一言コメント/天気が良く、海も穏やかな日が続いています。水温が上がってきたので、海の中も夏らしくなってきました。皆さま、雲見で潜りましょう!

情報提供/下田ダイバーズ
雲見の特集はこちら/西伊豆 雲見ダイビング基本情報

● 大瀬崎
水温UPで生態行動が活性化!(ネイチャーイン大瀬館、若松さん)

オキナワベニハゼの卵保護の様子。愛くるしい姿!

オキナワベニハゼの卵保護の様子。愛くるしい姿!

◎透明度/湾内8〜10m、外海15mオーバー。共に青い潮が入っています。

◎水温/20〜23℃。水温が上がり生物の活動が活発化してきました。

◎見られる魚/カエルアンコウ、ミジンベニハゼ、カミソリウオ、ハチジョウタツ

◎一言コメント/水温が上がり生態行動が活発化! キンギョハナダイの産卵やオキナワベニハゼの卵保護などが見られます。
定番のカエルアンコウやミジンベニハゼも見られています。ミジンベニハゼは約2ヶ月ぶりに帰ってきました。
海藻の森も落ち着き始め潜りやすい水温なので、今週末も多くのダイバーが訪れることでしょう。
6月18日(火)の大雨の影響で透明度はやや落ちますが、代わりに川の魚が見られるかもしれません。

情報提供/ネイチャーイン大瀬館
大瀬崎の特集はこちら/大瀬崎はダイビング天国!

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