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レポート2025.09.26

【新連載】
マリンダイビングのダイバー調査
第1回 ブルーカーボンの意味を知っていますか?

ユーザー数約125万人のマリンダイビングWebがお届けするデータから見るダイバーの実態リポート最新版。
ダイバーは何を考えているのか、ダイビングのトレンドを知りたい、そんな皆さまに、今月から連載でお届けします。初回は環境に関わるこのテーマ「あなたはブルーカーボンの意味を知っていますか?」

ブルーカーボンの意味を知っているダイバーはわずか23%

まずはこちらのデータをご覧ください。マリンダイビングWebのアンケートの結果、ブルーカーボンを知っている人はわずか2割ということがわかりました。

【今月のテーマ】
ブルーカーボンの意味を知っていますか?

海を潜るダイバーであれば、ブルーカーボンは知っておきたい知識ですよね。
「ブルーカーボン」とは、海中や海面付近の生態系が光合成の際に吸収・貯留している二酸化炭素(CO₂)由来の炭素(カーボン)のことです。2009年に公表された国連環境計画(UNEP)で命名されたのが始まりと言われています。森林と共にCO₂を吸収すると期待されるのが藻場(海草・海藻)や塩性湿地・干潟、マングローブ林で、これらは「ブルーカーボン生態系」と呼ばれています。
現在、ダイバーも参加して藻場の再生活動やサンゴの植樹などが全国各地で行われています。ブルーカーボン生態系はCO₂吸収源としての役割はもちろん、沿岸の環境、漁業資源や観光、地域経済の発展にもメリットがあることから世界でも期待されているのです。
海の環境問題に敏感で、保全や再生のために積極的に活動するダイバーがいる一方、マリンダイビングWebのアンケートに「知っている」と答えたダイバーは全体のわずか23%という残念な結果でした。

マリンダイビングWebでは、ブルーカーボンをわかりやすく解説したダイバーなら知っておきたいブルーカーボンとブルーカーボン生態系や、藻場の再生活動、新時代の再生可能エネルギーとして注目される洋上風力発電工事の第一人者・渋谷正信氏に聞く脱炭素時代のダイバーの役割など、環境保全の記事を公開しています。ぜひ、ご一読ください。

 
マリンダイビングWebでは、ダイバーなら誰もができる環境保全のアクションとして、1ダイブしたら海のゴミを拾って帰ることを常識にするマリンダイビング1 Dive 1 Cleanup活動を展開中です!

(ライター/西川重子)

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