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レポート2021.06.03

千葉県・沖ノ島
「アマモ移植イベント2021」
開催レポート

2021年5月30日(日)、千葉県館山市・沖ノ島で「藻場再生・アマモ場再生プロジェクト」の一環として「アマモ移植イベント2021」が開催されました。

当日は10名のダイバーが参加。陸上スタッフ、ボランティア等の数を含めると約40名の参加者が集合しました。2本のダイビングで約800株、陸上は100株の合計900株のアマモが沖ノ島の海に植え付けられ、無事イベントは終了。参加された皆さま、おつかれさまでした!

「藻場再生・アマモ場再生プロジェクト」とは、“海のゆりかご”と言われるアマモが生い茂る豊かな海を取り戻すべ く、館山市、館山漁業協同組合、《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》を含めた地元関連団体で構成される【沖ノ島会議】で共有されているプロジェクトのこと。
アマモ場再生は【沖ノ島会議】メンバーである《NPO 法人 たてやま海辺の鑑定団》が主体となっていて、《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》は水中作業・経過観察など多岐にわたり水中での再生活動を担っており、プロジェクトには【沖ノ島会議】メンバーも参加します。
2017 年以降、毎年5~6月に「Conservation of kelp coast(藻場再生)」スペシャルティコース取得者及び常連のゲストによる沖ノ島の藻場再生(アマモ場再生)への取り組みを行なっているほか、《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》では“カジメ場再生”も主催、年間通して開催しています。

アマモ

アマモの根本を紙粘土で包む作業(植えたときに流されないように)

植え付けられたアマモ

植え付けられたアマモ。「魚などに食べられてしまってなかなかアマモが定着しないので、定着してほしい」と《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》オーナーの岡本正和さん

今回行なわれたのは移植作業。来月6月には、アマモの種の収穫作業(今回植え付けをした場所とは別の、自然のアマモが残っている場所で種を採取)、そして海底清掃が行なわれる予定です。また、《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》では年に数回藻場再生・ガンガゼ駆除イベントも開催しています。

今後のイベントに参加をご希望の方は、ぜひ《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》のホームページから参加条件などをチェックしてみてくださいね。
沖ノ島では2021年1月より年末年始と夏休み期間を除き全日程でナイトダイビングができるようになっていたり、これからの時期はウミウシが増えてきたりと、ファンダイビングも魅力的ですよ。

情報・写真提供:
《沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー》
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