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- ダイバーがジンベエザメ救出! 「野原曽根」
現地の海から2019.07.30
「野原曽根」にてダイバーがロープの巻きついたジンベエザメを救出!
7月29日(月)の午前11時ごろ、西表島の「野原曽根」にてロープが巻きついたジンベエザメが発見され、居合わせたダイバーたちが協力し合ってロープを切り、救出に成功した。
最初に発見したのが石垣島《ダイビングサービス・サニーサニー》ガイドの寺本晃洋さん。水深30m付近でマンタを見た後、20mあたりまで水深を上げギンガメアジの群れを見ていたら下のほうからジンベエザメがスーッと泳いでくるのが見えた。少し水深を下げて並走したところロープがついているのを発見したが、潜っていられる時間があまり残っていなかったため仕方なく浮上。
近くにいた船に電話でジンベエザメがいたこと、ロープのことを伝え、それを聞いて潜ったのが石垣島《うるまダイビングクラブ》ガイドの大工泰幸さんたちのチーム。潜ってジンベエザメを発見した後に、ロープを切る道具を取るため一度浮上し、のこぎりを持ってもう一度潜降した。ジンベエザメはロープを取ってほしいと言わんばかりにダイバーたちの周りをぐるぐると泳いだとのこと。半分ほどロープを切るとジンベエザメは泳ぎ去ってしまったため、追いかけるのは諦め浮上した。
水面に浮上すると石垣島《マリンポイント》ガイドの屋良部守明さんのチームが潜降する直前だったためのこぎりを託した。のこぎりを託された屋良部さんは潜降後10分ほどジンベエザメを探し、ロープのまだついているジンベエザメを発見した。ロープを切っている間はおとなしくしていて、切った後は振り返らずに泳いでいったそう。
救出されたジンベエは7~8mほどで、この付近でジンベエザメが見られたのは初めて。寺本さんによると特に苦しんでいる様子ではなかったとのことなので、今も元気に八重山の海を泳いでいるのだろう。救出に関わったダイバーの皆さん、お疲れさまでした!
情報・写真提供:《ダイビングサービス・サニーサニー》
《うるまダイビングクラブ》
《マリンポイント》
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ロープがついたまま泳いでいたジンベエザメ
ついていたのはこんなに大きいロープ!
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