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沖縄の南に浮かぶ9つの宝の島々
竹富町へ行こう!

竹富町へ行こう!

沖縄の離島の中でも日本のほぼ南西端に位置する八重山諸島。その真ん中に位置する竹富町には広大な海域にダイバーに人気の西表島をはじめ、町名にもなっている竹富島、小浜島、由布島、加屋真島、鳩間島、黒島、新城島、波照間島の9つの有人島があります。世界でも5指に入るといわれる美しいサンゴ礁に恵まれたまさに宝の島々へ、行ったことのある方もまだ行ったことがない方も、出かけてみませんか?

竹富町ってこんなところ

八重山諸島の中央にある9つの島々

新城島の港

新城島の港

竹富町は、日本の南西に連なる琉球列島の最南端、八重山諸島の中ほどにある9つの有人島と7つの無人島から構成される島嶼(とうしょ)の町。北に石垣島(石垣市)、西に日本最西端の与那国島(与那国町)に挟まれており、まさに八重山諸島の中心といえます。その海域はとても広く、西表島を除くほとんどの島がサンゴ礁が隆起してできた島なので、サンゴ礁の美しさも世界クラスです。マリンアクティビティも盛んですし、島内には豊かな自然が残されているのでトレッキングやサイクリングなどでも人気です。
また12月末から6月半ば頃まで鳩間島を除く竹富町の島々で南十字星が見られます。そしてすべての島々で暗い所に行けば流れ星も頻繁に見ることができますので、夜明け前から夜遅くまでたっぷり自然を味わえます。

一年を通して暖かい亜熱帯気候

亜熱帯植物園とはいえ、原生林も多い由布島

亜熱帯植物園とはいえ、原生林も多い由布島

地理的には北緯24度線が波照間島のすぐ南を通っており、年間平均気温は23.7℃、年間平均湿度79%、年平均降水量は2342.3mmと、温暖多雨な亜熱帯性気候に属しています。多雨といっても梅雨の頃に何日か続けて大雨が降ったり、台風で大雨が降ったりするため、南の国の雨季とは異なり、毎日降り続けることは稀。むしろスコールが時折ザーッと降るぐらいで、水不足になる年もあるぐらいです。一応、台風が南方で発生したら、現地のダイビングサービスやホテルの方と相談して、行動するといいでしょう。
冬は北風が強くなると体感温度が下がりますので、寒さ対策は忘れずに。風よけにダウンも便利です。
亜熱帯気候ならではの植物や動物が陸上で生息しているのも、非日常感が味わえるはずですよ。

訪れたい9つの宝の島々をご紹介!

竹富島 たった15分で別世界

真っ白な砂浜が広がる「コンドイ浜」は、島一番というよりは日本屈指の美しさを誇るビーチ

真っ白な砂浜が広がる「コンドイ浜」は、島一番というよりは日本屈指の美しさを誇るビーチ

にぎやかな石垣市街を通り抜け港の離島ターミナルからわずか15分のクルーズで到着する竹富島。エメラルドグリーンの海に囲まれた港を降りてひとたび島内に入ると、白砂の道の両側にサンゴの石垣、赤瓦の屋根がかわいらしい民家が続いています、これぞ沖縄、これぞ離島!な風景が目の前に広がり、テンションアップは間違いありません。島を巡るなら水牛車でゆったりと。レンタサイクルでもいいでしょう。サンゴ礁が隆起してできた島だけに平坦なのですが、外周道路は舗装されていますが、集落内は未舗装の道もあるのでご了承を。ゆっくり歩くのもオススメですが、炎天下は脱水症状にならないようにマイボトルの飲み物持参を(商店はありますが、コンビニや自販機がそこらにある都会とは違います)。
オススメは港の反対側にあるコンドイ浜。フォトジェニックなビーチは島で一番人気です。というよりこの美しさは世界にも誇れる美しさ、また、隣のカイジ浜(皆治浜)は別名、星砂の浜。潮の流れがあるので遊泳禁止ですが、星砂探しにウオーキングしてみては?

水牛車に揺られながら集落を回るツアーもオススメ

水牛車に揺られながら集落を回るツアーもオススメ

竹富島へは日帰りで訪れる人も多いのですが、この島の良さを満喫するなら泊まりがオススメです。
夕陽を楽しむこともできますし、夜は信じられないような満天の星を眺めることも可能です。宿泊施設も島の景観を乱さない、赤瓦屋根の宿がほとんど。話題の《星のや竹富島》のほか、心を和ませてくれる民宿も。

詳しくは竹富町観光協会のホームページをご覧ください。

小浜島 伝統的な文化を残しつつリゾートも快適

大岳(うふだき)からの眺め。小さな加屋真島の向こうに石垣島が見渡せる

大岳(うふだき)からの眺め。小さな加屋真島の向こうに石垣島が見渡せる

“八重山のてんぶす(へそ)”といわれる、まさに八重山諸島の中心にある小浜島。サンゴ礁が隆起した平坦な島ですが、最高標高100mの大岳(うふだき)から晴れた日は八重山の島々が見渡せるほどで、その称号も納得です。
細崎漁港には大きなマンタの像があります。海人公園にある展望台で、ここからの眺めも抜群です。
なぜマンタかというと、小浜島と西表島の間を流れる水路「ヨナラ水道」は、日本で初めて発見されたマンタスポット。マンタの通り道になっていて、1980年代のマンタフィーバー当時とはポイントは異なりますが、今もマンタスポットとしてダイバーの間で知られています。
この島が全国的に有名になったのはNHKの朝ドラ『ちゅらさん』(2001年)の舞台になったことから。島内に広がるサトウキビ畑、まっすぐに伸びる白砂の道「シュガーロード」が通学路として使われていて、今なおフォトジェニックスポットとして人気です。

細崎(くばざき)漁港の前にある海人公園で出迎えてくれる大きなマンタ。展望台になっている

細崎(くばざき)漁港の前にある海人公園で出迎えてくれる大きなマンタ。展望台になっている

小浜島も石垣島から日帰りで訪れる観光客が多いのですが、この島にはカップルやファミリーに人気のビーチリゾートホテルがいくつかあります。八重山諸島でも数少ない、ビーチに面しているホテルでマリンアクティビティも豊富ですし、自然を生かした施設も快適と評判です。
昔ながらの赤瓦屋根の民家も多く残り、古くから伝わる盆、結願祭、種子取祭の芸能は2007年に国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
何もないことの贅沢を味わえる、心豊かな島へぜひどうぞ。

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加屋真島 日本最大のサンゴ礁に浮かぶサンゴの島

ターコイズブルーの海に浮かぶサンゴ礁の島、加屋真島

ターコイズブルーの海に浮かぶサンゴ礁の島、加屋真島

加屋真島(かやまじま)は有人島という紹介で入れていますが、一般的には無人島で知られている石垣島の南、小浜島の東に浮かぶ周囲約2.5kmの小さな島です。石垣島や小浜島からの半日または一日ツアーでしかアクセスできません。でも日帰りだけでなく、夏はキャンプで泊まることも可能。夏休みなどにお子さまと一緒に楽しむのもいいかもしれません。
島ではサンゴ礁を潜れるスノーケリングが人気です。日本最大のサンゴ礁“石西礁湖”に浮かんでいるだけにキレイなサンゴとトロピカルフィッシュにも会えます。潮の流れもあるのでガイド付きのツアーに参加することをおすすめします。
隣に“幻の島”と呼ばれる、引き潮に美しい姿を現す浜島がありますので、併せて楽しむのもいいですね。

黒島 人口より牛が圧倒的に多い牧歌的な島

南の島なのに牧場!? 空気の良い、降り注ぐ太陽の光の下生まれ育った牛が運ばれて人気のブランド牛に

南の島なのに牧場!? 空気の良い、降り注ぐ太陽の光の下生まれ育った牛が運ばれて人気のブランド牛に

日本最大のサンゴ礁“石西礁湖”の南東端に位置するハート形をした島。こちらもサンゴ礁が隆起してできた平坦な地形。これを利用して放牧場が点在。人口220人なのに対して牛はその10倍以上、3000頭を超えるといいます。これらの牛は、汚染されていないきれいな空気とさんさんと降り注ぐ太陽の光の下で子どもの頃から育てられる黒毛和牛。成長して各地に運ばれ有名なブランド牛になるといいます。
また、港の近くにある西の浜には毎年ウミガメが産卵をしに上陸してきます。水中でも多く見られるのですが、ハッチアウトした赤ちゃんウミガメが海に帰っていくところも見に行きたいものです。

現在は船着き場として使用されていないが、浅瀬に延びる伊古桟橋。2005年に国の有形文化財に登録された。満潮時は海の上を歩いている気分に

現在は船着き場として使用されていないが、浅瀬に延びる伊古桟橋。2005年に国の有形文化財に登録された。満潮時は海の上を歩いている気分に

黒島はあまり観光化されておらず、宿泊施設やアクティビティは数少ないものの、ダイビングサービスや民宿、島の文化を伝える景勝地などもあるので、のんびりしたい方にオススメです。

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新城島 “パナリ”と呼ばれる人魚伝説の島

透明度抜群の海に囲まれたパナリ

透明度抜群の海に囲まれたパナリ

黒島の西約4km、石西礁湖の南端に浮かぶサンゴ礁の島、新城(あらぐすく)。水面には上池(かみぢ)島、下地(しもぢ)島の2島があるように見えるけれど、引き潮になると2つの島の間に歩いて渡れる砂洲があります。
新城島は別名「パナリ」と呼ばれていますが、昔、明和の大津波で1つの島が2つに離れたといわれ、両島が離れているため、地元では通称「パナリ」と呼んでいます。
かつて多くの人が住んでいましたが、現在は上地島に少し人が住んでいるのみ。
そして、島の周辺にはその昔ジュゴンが棲んでいたことがあり、現在もジュゴンを祀る御嶽(うたき)があります。
新城島に観光客が滞在することはできませんが、周囲の海は透明度がとても高く、その美しさが魅力です。

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西表島 島の大自然から生まれる豊かな海は日本が誇るダイビング天国

西部の後良(しいら)川にかかる後良橋ロードパークからの眺め。日本とは思えない亜熱帯の植物が密生

西部の後良(しいら)川にかかる後良橋ロードパークからの眺め。日本とは思えない亜熱帯の植物が密生

2021年7月西表島は、島の成り立ちを反映した独自の生物進化を背景とし、国際的にも希少な固有種に代表される「生物多様性」の保全上重要な地域であることを評価され、ユネスコの世界自然遺産に奄美大島、徳之島、沖縄北部とともに登録されています。
沖縄県で2番目に面積の大きな島なのに、その約9割が“原始の森”といえる亜熱帯ジャングルとあって豊かな自然をたっぷり味わえます。
大きな島は東部と西部の2つの地域に大きく分かれ、大原港のある東部には豊かな水量をたたえる仲間川、むかしその板のような根をサバニ(船)の舵に使っていたというサキシマスオウノキの群落、神聖な御嶽(うたき)などが。上原港のある西部には、沖縄最長の浦内川や沖縄県最大の落差を誇るピナイサーラの滝などがあります。
そうした大自然が生んだ栄養分が島に数ある川を伝って海に流れ、川と海が出合う汽水域でも、その先の海でも豊かな生態系が育まれているのです。そんな西表島の豊かな海は、日本のダイビングエリアの中でもトップクラスのダイビング天国といわれています。
また、西表島の豊かな自然はカヌーやトレッキングでも味わうことができます。

島内に40以上の川があり、美しい滝も少なくない。写真は西田川(サンガラ)の上流にあるサンガラの滝。マイナスイオンたっぷり

島内に40以上の川があり、美しい滝も少なくない。写真は西田川(サンガラ)の上流にあるサンガラの滝。マイナスイオンたっぷり

観光案内人

観光では石垣島から日帰りツアーなども出ていますが、西表島の豊かな自然を味わうなら絶対に宿泊することがオススメです。
東部にも西部にも宿泊施設が多く、アクティビティメニューもたくさんあります。ダイビングサービスも西部に多いものの、東部にもありますので、ぜひチェックしてみてください。
なお、トレッキングやカヌーツアーに参加する場合、必ず自然観光ガイドの免許を取得している「竹富町観光案内人」をご利用ください。

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◎西表島西部
◎西表島東部(由布島の紹介もあります)

鳩間島 汚れない美しいサンゴに囲まれた瑠璃の島

西表島のすぐ北、石西礁湖のほぼ北端に位置する鳩間島。港のすぐそばの「前の浜」ですらこの美しさ

西表島のすぐ北、石西礁湖のほぼ北端に位置する鳩間島。港のすぐそばの「前の浜」ですらこの美しさ

西表島の北約5.4kmに浮かぶ鳩間島は周囲わずか3.9kmの小さなサンゴ島。周囲は目の覚めるようなターコイズブルーの海に囲まれていて、思わず写真を撮りまくってしまうほど。
テレビドラマ『瑠璃の島』(2005年)の舞台になったことで全国的に知られることになりましたが、旧暦6月に3日間にわたって開催される豊年祭や毎年5月4日に開催される「鳩間島音楽祭」には人口約50人の島人の何倍もの人が集まることでも知られています。
ほとんど観光化されていませんが、民宿があります。

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由布島 水牛車でのんびりアクセス

島へは西表島から水牛車に乗ってゆっくりと

島へは西表島から水牛車に乗ってゆっくりと

由布(ゆぶ)島の名前は、方言で砂洲のこと。ほかのサンゴ礁島とは違って西表島の予那良(よなら)川から流れ出た砂が堆積してできた島なのです。
島はまるごと南国の草花が生い茂る《亜熱帯植物楽園》で、南国ムード満点。
おもしろいのがアクセス方法で、西表島から水牛車に乗ってのんびりと海の上を渡っていきます。
ここでしか味わえない時間をお過ごしください。

植物楽園には沖縄県蝶のオオゴマダラも、このチョウチョウのさなぎが金色ということでも人気

植物楽園には沖縄県蝶のオオゴマダラも、このチョウチョウのさなぎが金色ということでも人気

波照間島 南十字星がキラリ 日本最南端の島

波照間島の港のすぐ横にある「ニシハマ」は世界屈指の美しさ

波照間島の港のすぐ横にある「ニシハマ」は世界屈指の美しさ

八重山諸島の最南端、日本でも有人島の最南端に位置する波照間島。南から流れてくる大暖流、黒潮がもろに当たる島でもあって当たっているときの透明度の高さたるや目からウロコが落ちるほど。
「日本最南端の碑」がある南の高那崎辺りは断崖絶壁に荒波が打ち寄せる荒々しさが迫力モノですが、北側の港周辺や真っ白な砂浜が広がるニシハマ辺りは穏やかで癒されます。
高い建物がなく、民家も少ない波照間島は夜の星空が見事です。特に12月末~6月半ばは南十字星がはっきり見えることでも有名です。流れ星も暗い所に行けばかなり高い確率で見ることができます。天の川にも驚かれること間違いなしです、
サトウキビ畑が広がり、集落には昔ながらの家並みが点在する島では、ゆったりとした時間が過ぎていきます。大きなホテルはありませんが、幻の銘酒「泡波」の一升瓶が普通に「自由に飲める」ように食堂に置かれている民宿もあって、島人や訪れたゲストとの語らいがまた楽しかったり……。のんびりと島タイムをお楽しみください。

満天の星とはまさにこのことか。天空には天の川と、その周辺をも埋め尽くすほどの星がちりばめられている

満天の星とはまさにこのことか。天空には天の川と、その周辺をも埋め尽くすほどの星がちりばめられている

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最高のダイビングが楽しめる島々~西表島・小浜島・黒島・波照間島

人気のマンタには日本で最も高確率で会える海。黒島でもマンタ遭遇率の高い時期がある

人気のマンタには日本で最も高確率で会える海。黒島でもマンタ遭遇率の高い時期がある

竹富町の島々の中でダイビングサービスがあって、ダイビングが楽しめる島は西表、小浜、黒島、波照間、鳩間の5島です。とはいえ、ほかの島々もほとんどがダイビングスポットになっています。
サンゴ礁に囲まれた島々だけに、そこの棲む魚や生きものもとても多く、さらに南から流れてくる黒潮がトロピカルフィッシュを連れてきてくれることもあって、海中には日本最多ともいえる魚種、水中生物種が生息しています。しかもその数も多い! 水温も気温も温かいので、ストレスも少なく、どの島でも快適でおもしろいダイビングが楽しめること間違いありません。
ここでは西表島、小浜島、黒島のダイビングの概要をご紹介します。

西表島 ジャングルに覆われた陸と同じぐらい海中もサンゴの密林

西表島の北側にあるサンゴ礁が見事なスポット「インダビシ北」

西表島の北側にあるサンゴ礁が見事なスポット「インダビシ北」

八重山諸島の中でもダイビングサービスがとても多いのが西表島です。
日本のダイビング界の中でも早くからファンダイビングのスタイルが確立したところで、楽しいばかりでなくダイビングサービス同士が協力し合って竹富町ダイビング組合を結成し、新しい知識を得るための勉強会や救難訓練、ビーチクリーンアップなどを実施しています。

ダイビングサービスは西部に多いですが、東部にもあって、西表島周辺はもちろん、八重山諸島のほかの島周辺のダイビングスポットへもアクセスしています。
ボートで片道5分ぐらいの近場から遠いところでは片道1時間ぐらいのスポットへも。

ダイビングスポットを大まかに紹介すると……
・上原港のすぐ沖にあるバラス島周辺や鳩間島付近の「北部」
・西部の白浜港や祖納島から出る「西部」
・崎山を回り込んでいく「南部」
・東部のサービスが利用する小浜島との間のヨナラ水道付近の「東側」
・遠征で行く「仲ノ神島」や「波照間島」
といった5方面があります。
どこを潜っても満足できますが、サンゴ礁、マンタやバラクーダなどの魚群など大物、カラフルなトロピカルフィッシュ、汽水域の魚や生きものなど、見たいものをダイビングサービスにリクエストして出かけるといいですよ。
島から約50分の南西に浮かぶオガンこと「仲ノ神島」は潮流が激しくなったりダウンカレントが発生したりすることもあるため、上級者で、しかも滞在3日目以降でないと潜れないことが多いので、ここを目指すなら3日以上のダイビング日程を組むようにしましょう。

ビッグスポットとして名高い「オガン」こと仲ノ神島では、巨大なイソマグロの群れも狙える。ただし中上級者向き

ビッグスポットとして名高い「オガン」こと仲ノ神島では、巨大なイソマグロの群れも狙える。ただし中上級者向き

こちらも併せてご覧ください
マリンダイビングウェブ「西表島ダイビングガイド」

小浜島 地の利を生かしてイイ海へGO!

写真はスノーケリングですが、新城島近くにある「パナリ竜宮の根」も近い!

写真はスノーケリングですが、新城島近くにある「パナリ竜宮の根」も近い!

八重山諸島の中心に位置するとあって、小浜島では島の周りだけでなく、竹富島や黒島、新城島、西表島、波照間島などほとんどの島々の人気ダイビングスポットに行きやすいのがメリットです。
サンゴ礁の美しいスポット、トロピカルフィッシュや人気アイドルのいるスポット、魚群ガンガンのダイナミックスポットや神秘的な地形が魅力のスポットなど、さまざまなシーンが味わえます。
潮回りによってさまざまなスポットを選べますので、初心者からベテランまで楽しめますよ。
ダイビングは島に数軒あるダイビングサービスでお申し込みください。

黒島 ウミガメ天国、ダイビング天国

必ず会えるウミガメスポットもあるほど

必ず会えるウミガメスポットもあるほど

黒島の周辺は石垣島やほかの島から潜りに来るダイビングボートが少なくありません。それほど理想的なダイビングスポットに恵まれているわけです。
おおまかに北側は白砂が浅瀬に広がる癒し系の海、西側から南側にかけてはドロップオフになった地形に魚や魚群が集まる海といった感じです。
特筆すべきは西側にウミガメと高確率で会えるスポットがあること。フォト派に人気のハナゴンベが生息する「V字ドロップ」も人気です。
また冬から春にかけてマンタが集まってくることでも有名です。水面で捕食しているシーンが多いのですが、黒島から近い新城島にはマンタのクリーニングステーションもあり、やはり高確率でマンタも狙えます。
平均水深が浅くて流れがほとんどないスポットもありますので、初心者からベテランまでお楽しみいただけます。
ダイビングサービスは島に3店ほど。キャパシティは大きくないので予約はお早めに。

竹富町の島々のダイビングスタイル

らくらくボートダイビング

島々のダイビングサービスではボートダイビングが主流です。店によってボートのタイプが異なりますが、大型ボート、平型でスピードの出るボートなどさまざま。大型ボートの場合、ジャイアントストライドエントリーだけでなく、ステップを使って静かにエントリーする方法もありますので、初心者も安心です。また、平型の場合はバックロールエントリーとなりますが、へりが低いので初めての人も恐怖感を覚えることなくエントリーできます。
いずれもダイビング専用のボートなので、セッティングした器材を置く場所が決まっていて、船上は快適ですよ。ただし屋根はあっても陽射しや海面の照り返しがありますので、日焼け対策は万全に(日焼け止めを使う場合は海、サンゴにやさしい製品をご利用ください)。

ダイビング日のスケジュール

一日2~3ダイブが一般的です。ダイビングサービスによりますが、基本的には朝出発して午前2ダイブ、遅めのランチを船上でとり、午後1ダイブというパターンか、午前1ダイブ、ランチ後、午後2ダイブといった感じです。一日2ダイブ希望の方は船上で待つ場合と、いったん港に戻って2ダイブを終えた人だけ下船する場合があります。
朝8時頃集合出発(お店によっては9時頃)、夕方4時頃までには戻ることになります。
竹富町の島々は日本の南西端にあるため、夕日が沈むのがとても遅く、夏至の頃は夜7時を過ぎても明るいため、アフターダイブも島をめぐったり夕陽を見に行ったりすることができます。

トラベル情報

島々へのアクセス

波照間島を除いて竹富町の島々には空港はありません(それが離島らしい素朴さを残している所以でもあるわけです)。また波照間島の空港には現在定期便の運航はありません。
目指すのは石垣島の南ぬ島石垣空港です。各地から石垣島に入り、空港に到着後はバス、タクシー、レンタカーで離島ターミナルへ。直行バスで約30分(540円)、タクシーで約25分(約3,000円)の距離です。
離島ターミナルから各島へは安栄観光、八重山観光フェリーが定期船を運航しています。
各島へのおおよその所要時間は竹富島:15分、黒島・小浜島:約30分、西表島(大原・上原):40~50分、鳩間島:45分、波照間島:60~90分(安栄観光のみ運航)。。
港に到着後は、タクシーやバスが待機していることがあまりないので宿泊施設やダイビングサービスなどの送迎サービスを利用するのが一般的です。ただ西表島の場合は上原港行きが欠航になった場合、大原港に振り替えることが可能。フェリー会社のバスが上原エリアへ送ってくれます。
レンタカー会社に予約しておく手もありますが、島にはレンタカーの台数が少ないので予約はお早めに。まあ、ダイビングをする方は日中は海に出ますので滞在中ずっと利用する人は少ないようですが……。

島内交通

竹富島には巡回バス/観光バス、小浜島にも観光バスがあります。
西表島には路線バスもありますが、かなり本数が少ないので、観光客向けではありません。
ほかの島も基本は“送迎”が主流です。自由に動き回るならレンタサイクルやレンタルバイクがオススメです。レンタカーも会社もレンタル台数も少ないものの、あるにはあります。近年は電動キックボードのようなレンタルも出てきていますので、用途に応じて利用するといいでしょう。

飲食店

島が大きい西表島には飲食店もあり、魚介類、イタリアン、創作料理など、おいしい料理を出してくれる人気店がいくつかあります。キャパシティがさほど大きくないため、予約して出かけることをオススメします。
ほかの島でも飲食店はあるにはありますが同様です。
食事付きの宿は、食事付きで予約しておくのも手です。
※感染症対策により営業時間が変わっている店が多いので事前にチェックしておきましょう。

おみやげ・雑貨店

どこの島でも近年はその島ならではの特産品を生かしたおみやげや雑貨を置いている店が増えてきています。
西表島の上原港や大原港でも売店が充実してきていますので、チェックしてみてください。
最近はオーガニックな食品やコスメも置いている店もありますので、ご自分へのおみやげにしてもいいですよ。

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