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現地の海から2024.08.27

パラオのダイビングスポットBEST 10
第4回 ニュードロップオフはカメパラダイス
~アクアマジックパラオの堀さん解説~

パラオは、憧れの海外のダイビングエリアの中でも大物&魚群も地形もマクロも外れがない、まさに最強の海。せっかく行くならベストなタイミングでベストなスポットを潜りたいということで、《アクアマジックパラオ》のチーフガイドでパラオ歴15年の堀義雄さんに「パラオのダイビングスポットベスト10」を毎回、教えていただきましょう! 第4回は“カメパラダイス”で人気の「ニュードロップオフ」をご紹介♪

ブルーコーナーと並ぶビッグスポットが“カメパラダイス”に!

Photo by Yoshio Hori(Aquamagic Palau)

Photo by Yoshio Hori(Aquamagic Palau)

 
ドロップオフ」(「ニュー」と呼ばれています)ですが、ウーロンエリアのスポットでサメや魚群との遭遇率がアップし、早朝はカンムリブダイの産卵などもあって、最近あまり話題に上らなくなっていました。それがナント! いつの間にか!? ダイバーのアイドル、ウミガメとの遭遇率が超高い“カメパラダイス”になっていたとは! 早速、堀さんにお伺いしました。

最近の「ニュー」についてご説明しておきます。
ドロップオフを流すとユメウメイロやカスミチョウチョウウオが多く、サメ(オグロメジロザメやホワイトチップリーフシャーク)も近くで見られます。リーフの棚は、半円みたいな形をしていますが、所々入り組んでおり、潮当たりがよい場所ではカレントフックを使うことが多いです。
代表的な群れ魚はインドオキアジ、オオメカマス、マダラタルミやホホスジタルミと、回遊魚や魚たちは以前と変わらず健在です。でも最近はヨスジフエダイの群れが1匹もいません。ナポレオンも増えた印象があります。

多すぎでしょ?ってぐらい、たくさんのウミガメが

エントリーしてドロップオフを流していく分には、以前と変わりなく思えるかもしれません。しかし! メインはカメパラダイス!!  パラオでカメが一番多く見られるスポットとなってます。1ダイブで10個体は平均で、多い時は20匹近く確認できます。種類はアオウミガメが圧倒的に多いです。絶滅危惧種に指定されているタイマイの姿を見られることもありますが、アオウミガメがとにかく多いんです。

超巨大なアオウミガメに会えることも!

https://youtu.be/JvrdaUDkz-M

特にカメのクリーニングゾーンのたまり方は多過ぎでしょと思うほど。 特に最近よく見るようになったのは、パラオの中でも最大級の大きさのアオウミガメのオスです。僕は主(ヌシ)と呼んでます。
ヌシは別格のサイズ感! 動画で見ると、尾が太くて長いのがわかりますよね。これぞ、ヌシの巨大さを表しています。

https://youtu.be/R_LipVwJul4

 
堀さん、ありがとうございました!

以前からウミガメに会えるスポットではありましたが、そんなことになっているとは! 何が変わったのでしょうね? 海は本当におもしろいです。
「ニュードロップオフ」は「ブルーコーナー」と同じくゲメリスと呼ばれるエリアにあって、《アクアマジックパラオ》の目の前からスピードボートで45分ほど。 ドロップオフは水深30m以深までドスンと落ちていますが、棚の上は9~13mぐらいと浅いので、初心者でも安心してウミガメに会えますね♪

なお、「ニュー」では、「沖で超大物のカジキやイルカなどレアモノも出やすいのもいいですね」と堀さん。 年に1回か2回ぐらいジンベエザメの目撃例もあるので、ぜひ次のパラオで狙ってみてはいかがでしょうか?

最後に堀さんからうれしいお知らせです。

ウミガメに会える「ニュードロップオフ」情報はいかがでしたか? 現在、直接自社予約に限りまして大好評の3ダイブ$231→$198キャンペーンを11月末まで延長しております。 この機会にぜひ最高クラスのパラオの海を潜ってみてください。

アクアマジックパラオ
チーフガイド/ゼネラルマネージャー 堀 義雄さん

パラオ在住歴足掛け15年。福岡県出身のベテランダイビングインストラクター。「パラオは初心者でも潜れる」をモットーに安全で楽しくパラオの海を案内してきた、創業30年の《アクアマジックパラオ》ならではの経験と実績をDNAに組み込んだ、ガイドテクニックとアフターダイブを盛り上げる術を兼ね備えた頼れるお方。
初心者はもちろんのこと、ベテランやゲストのニーズに対して幅広く合わせたサービスを提供してくれます。
水中でのワイドで撮る魚群の撮り方では角度、構図などもしっかり丁寧に教えてくれます。群れとどう向き合うのか、どのポジションをキープしていたらいいのかなど、ご自身で写真を撮る方法と逆に人から撮られる際の写り方などまで、堀さん本人が経験して得た感性を惜しむことなく伝授してくれます。

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