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伊豆週末情報2025.04.10
4/11(金)〜13(日)伊豆週末情報(透明度、水温、魚)
〜熱海、富戸、雲見、大瀬崎、川奈〜

伊豆半島は関東や東海方面から行きやすいダイビングエリア。このトピックスでは、現地サービスの皆さんから現在の海況や、海の中の最新ニュース、今週末の予想などを聞いて月に数回ご紹介する連載です。今週のピックアップエリアは熱海、富戸、雲見、大瀬崎、川奈です。潜りに行く際の参考にしてくださいね!
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● 熱海
春濁りはまだ先かな?

相変わらず群れっ群れ!な「沈船」
ダイビングサービス熱海、豊嶋さん:ショップ情報はこちら
◎透明度/8〜12m
◎水温/14℃
◎一言コメント/先週まで表層は白濁りですが、降りると抜けている抜群の透視度でした。現在は全体的に交って、表層の濃い濁りと下の抜け感もなくなりました。ただ全体的には青の海はキープされていてイイ感じです。まだもう少し春濁りは先な感じがします。
このところ気温が上がってきて随分と楽になりましたが、水温はまだ上がっていないので温度差で寒く感じます。防寒対策はしっかりとしましょう。陽気につられてインナーを減らすと、水底で寒い思いをしますよ!
「沈船」では真鯛が集まり始めました! なかなかの迫力で見ごたえがありますよ。
◎見られる魚/クロホシイシモチ群れ、ネンブツダイ群れ、キンメモドキ群れ、タカベ群れ、イサキ群れ、アカオビハナダイ群れ
オオモンカエルアンコウ、イロカエルアンコウ、ボロカサゴ、クダゴンベ、ミノカサゴ若魚、サクラダイ、クエ、ヒラメ、真鯛、キンギョハナダイ
アカホシカクレエビ、アカスジエビ、ハクセンアカホシカクレエビ
フリヘリイボウミウシ、キイロイボ、コイボ、ツブツブコイボ、アオ、シロ、オトメ、ハナオトメ、キイロウミコチョウ
情報提供/ダイビングサービス熱海
熱海の特集はこちら/沈船ダイビングスポットで有名!熱海のクールな海中世界
● 富戸
風向きが良いことを期待♪

仲良く泳ぐホウボウのペア
ドルフィンウェーブ、本田さん:ショップ情報はこちら
◎透明度/15m
◎水温/15℃
◎一言コメント/この時期のレア生物、キアンコウが見られていましたがいつまで見られるのか……。
その他の砂地の生物たちも豊富で、透明度はまだまだ高く、今週末は気温も高い予報となっています。あとは風向き……。過ごしやすくなれば良いですね。
◎見られる魚/キアンコウ、ネコザメ、アオウミガメ、ヒラタエイ、シビレエイ、サカタザメ、ホウボウ(成魚、幼魚)、ツノザヤウミウシ、カンナツノザヤウミウシ、ヒレナガカサゴ、クダゴンベ、ゲッコウスズメダイなど
情報提供/ドルフィンウェーブ
富戸の特集はこちら/伊豆の人気どころ 富戸の海の魅力
● 雲見
近年は顕著な春濁りなし!

洞窟、光、魚群のコラボレーションは最強!
アイダイブ、金子さん:ショップ情報はこちら
◎透明度/10〜15m
◎水温/16〜17℃
◎一言コメント/例年、今の時期は春濁りの時期と言われています。春濁りとは植物プランクトンが一斉に増えて、一時的に透明度が悪くなることです。ですが最近は顕著な春濁りはありません。今年も10m以上見えている状態が続いています。
雲見自慢の地形もばっちりと見えるし、いろいろな魚の群れも健在です!
◎見られる魚/オオモンカエルアンコウ・イロカエルアンコウ幼魚・クダゴンベ・ミスガイ・キンメモドキの群れ・イサキの群れ・クロホシイシモチの群れ・アジ幼魚の群れ・ムツ幼魚の群れ・ゴンズイの群れ・ミナミハタンポの群れ・イシダイの群れ・イシガキフグの群れ・イッセンタカサゴの群れ・シラコダイの群れ、トビエイ、アオウミガメなど
情報提供/アイダイブ
雲見の特集はこちら/西伊豆 雲見ダイビング基本情報
● 大瀬崎
深場の子に会えるチャンス!

今年は良く見られているキアンコウ
COCOMO OSEZAKI、新長さん
◎透明度/3~10m
◎水温/16〜17℃
◎一言コメント/今年はアンコウ・キアンコウがよく見られています。その他サギフエやアカイサキ、ホカケトラギスなどの普段深場で生活している子たちが浅場で観察できています。先週末から透視度が悪化傾向です。ルートの確認やはぐれたときの対処などを再度確認して潜ってくださいね。
◎見られる魚/オオモンカエルアンコウ、イロカエルアンコウ、ベニカエルアンコウ、カエルアンコウ、ミジンベニハゼ、ネジリンボウ、ヒメオニハゼ、ハチジョウタツ、ウミテング、インドアカタチ、スミツキアカタチ、ヒレナガカサゴ、ホタテエソ、ホカケトラギス、ウサギトラギス、ツノザヤウミウシ、カンナツノザヤウミウシ、トガリモエビ、ハクセンアカホシカクレエビ
提供/COCOMO OSEZAKI
大瀬崎の特集はこちら/大瀬崎はダイビング天国!
● 川奈
春の海を楽しもう!

「春はどうしても濁りのイメージが強いですが、色とりどりの海藻を背景に、水中の季節を感じ取ってもらえればと思います」と君島さん
DivingService 川奈日和、君島さん
◎透明度/まだ本格的な春濁りはきていません。良いときは15m近く見えている時もあれば、春の潮が入る兆しがあると白っぽさが増して8〜10mほどに。現在は良好な透明度です! 全体的に浮遊物は目立つ状態です。
昨年は4月半ば頃に一気に春の潮となりました。これから変わる可能性もあるので随時、現地の情報を確認するのが良いかと思います。
(透明度が落ちたときのために、水中ライトを準備したり、水中ではぐれてしまった場合の手順を事前に確認しておいてくださいね)
◎水温/水温は15〜16℃ほどと、少しずつ上昇の気配があります。ですがまだ、ドライスーツが適正かと思います。
6.5mmの2ピースやセミドライスーツをお持ちの方は、そろそろ準備をしておくと良いかと思います。
ドライスーツの方は、これから陸と水中の温度差が激しくなるため汗をかきやすくなります。汗をかくと水中で寒さが増しますので、着るタイミングを見計らうのが良いかと思います。
◎一言コメント/週末にかけて風向きもそこまで悪くない予報ですが、春らしく風向きも変わりやすいので最新の海況をご確認の上、週末のダイビングの予定を立てもらうと良いでしょう。
川奈では先日、アオリイカの産卵床を水中に設置しました。早ければGWの後半から産卵が見られる可能性がありますので、これから期待大です!
また、5/16日(金)からは限定ボートスポットの「ウバコーラル」がオープンします。港から3分で魚影も濃く、ソフトコーラルの多さも川奈の中でナンバーワン!
そして、6/14日(土)、6/28(土)、7/19(土)、8/23(土)はサンセット&ナイトダイブが解禁となり、最終エグジットが20時までとなります。川奈でこの時間まで潜れるのは上記日程だけ! この時にしか見られない生態行動もあります。日程をご確認の上、お問い合わせください。
◎見られる魚/ヒメイカ、ホウボウ幼魚、サギフエ、ゲッコウスズメダイ幼魚、マトウダイなど、普段は深場に生息している個体が浅場で多く見られるシーズンです。
2月中旬頃にはキアンコウが浅場へ上がってきたり、春ボラの大群が見られたり、まだ小型サイズのネコザメが見られたりと、大物系も見逃せません!
今年は海藻の芽吹きがここ数年に比べて良い雰囲気なので、春にしか見られない魚達が復活してくれるのにも期待です。
情報提供/DivingService 川奈日和
川奈の特集はこちら/東伊豆 川奈の潜り方
ライター/新井 夏海
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