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ダイビングのスキルアップQ&A
ベテランイントラ・かっしーがお答え!
第52回 浅い場所での中性浮力と浮上

苦手スキルやダイビングの悩み Q&A

スキューバダイビングでは安全に潜るためのスキルを身に着けておく必要があります。でも、耳ぬき・中性浮力・潜降など、なかなかできない!という方の声が多いのも事実です。これまでたくさんのダイバーを輩出し、スキルアップの手助けをしてきたベテランイントラ・かっしーこと柏崎洋介さん(スキューバプロショップ大井町店店長)に、読者の皆さんの質問や悩みに答えていただきます!
今回は、水深が浅い場所での中性浮力と浮上について。思い当たる方も多いのでは?

柏崎洋介さん率いる《スキューバプロショップ》はダイビングスキルに悩みのある方やブランクダイバーにも優しいお店です。大井町、渋谷、東伊豆・富戸にお店があるので『マリンダイビングWebを見て』と直接相談してみましょう!

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浅いところでどうしても浮く!

写真

Photo by Yukari Goto

Q
水深の浅いところでどうしても浮いてしまいます。本数を重ねているのに全然上達しなくて困っています。
やまちゃん/150本/4年

A
ぶっちゃけ浅場で浮かないようにするのって大変です。僕もぴったり適正ウエイトでダイビングの後半タンクが軽くなったときの浅場は、正直しんどいです。
上達ってよりは、ウエイト量で決まるかなと思います。潜り始めに重過ぎずに軽めのウエイトにすると、ダイビング後半の浅場は、絶対に浮き気味になります。なので、浅場でのダイビングになりそうな場合は、あらかじめウエイト量を少し増やしておくといいですね。ただ、重過ぎるとエア切れ時や潜降時のリスクが多くなるので、“気持ち重め”くらいがいいと思います。例えば、ウエイト3〜4kgが適正の人は、4kgにするとか。あと、アルミタンクは、エアが少なくなるとプラス浮力になるので、上に引っ張られる感覚になります。
スキルでカバーするには、よく見かける浅場で浮きそうな人をみると、深場と同じ感覚で水底から1.5~2mくらい上を泳いでる人が多いです。浅くなればなるほど、ウエットスーツの浮力が増すので、浅場では、極力、水底付近(水底から0.5〜1mくらい)を泳ぐようにすると、浮きにくくなりますよ。

ドライスーツ着用時水深1~2mで撮影中、浮く!

Q
ドライスーツで水深1~2mくらいの時に撮影していると浮力が強く浮いてしまいます。沈むコツはありますか?
海と共に生きる/8年/550本

A
最初の質問でもお答えしたように、ウエイトを気持ち重めにするのがいいですが、ドライスーツの場合は、スーツ内の空気をいかに抜ききるかもポイントになります。一般的な回答としては、しっかり立ち上がって、全身の空気をしっかり排気しましょうって感じになりますが、インナーの生地に含まれた空気はなかなか抜けません。
どうしても浮くなら、ちょっと裏技になりますが、水深1〜2mなら一度、浮上して水面でしっかり排気して、それから1〜2mまで潜り直すとインナーに含まれる空気も圧縮されて抜けて沈みやすくなります。
まあ、1~2mのダイビングならウエイトを増やすのが一番楽ですけどね。

浮上が速くなる!

Q
水中から浮上する際、自分から出た空気が上る速度を見て調整しても浮上速度が速過ぎてダイブコンピュータに警告が出てしまうことが多いのですが、もっと良い判断方法はありませんか?
むらさき/約7年/150本

A
泡を判断材料にするしかないですが、その泡の大きさでスピードが違うので、どの泡を見るかですね。
ちょっと物理的な話をしますが、安全な浮上スピードの目安は、
・一般的なマニュアルで教えるスピード→18m/分
・ダイブコンピュータの推奨スピード→9m/分
・5mより浅い水深での理想的なスピード→6m/分

これを基準にしてスピードコントロールをしていくといいと思います。 目安にする泡は、どのくらいのスピードで浮上していくかというと
・大きい泡(5mm以上)→15~30m/分以上
・小さい泡(2〜4mm)→10~15m/分
・極小の泡(1〜2mm)→5~10m/分
こんな感じなので、
結論: 1~2mmの極小の泡を越えないスピードで浮上しましょう!ってことになります。

とにかく、目に見える一番小さな泡を目安にして、追い越さないように浮上すれば、コンピュータの警告が鳴らないで上がれますよ。

安全停止中の中性浮力をピタッとさせるには

Q
水深3mから5mで安全停止の際に一番楽に中性浮力を取る方法が知りたいです。
匿名希望

Q
安全停止でピタッととまる方法を教えてください。
めぐみん/10年/500本

A
安全停止は、呼吸コントロールで中性浮力をとってホバリングするようにします。まずは、水深キープのコツをアドバイスします。
コンピュータだけを見ないようにするのがポイントです。もちろん、コンピュータを見て5mをキープしないとならないのですが。
安全停止中、コンピュータとガイドさん、水面、チームメンバーを同時に見続けるようにしましょう。えっそんなにたくさんの目ないよって思うかもしれませんが、2つの目で十分です。
基本は、正面にガイドが見えるようにして、腕を上げて、コンピュータを目線に持ってきて、コンピュータ越しにガイドを見るようにしましょう。たまに、目線を上にして水面との距離を見たり、チームのメンバーを見たりするといいですね。浮いちゃったり、沈んじゃったりしてる人は大抵、コンピュータに集中しちゃってるので、視界を変えれば安全停止も安定すると思います。

ホバリングが安定しない方は、呼吸コントロールがうまくできてないか、バランスが取れてなくてフィンや手を動かしちゃってる場合が多いです。
呼吸は、普通に一定の呼吸をするのではなく、多めに吸うとか少なめに吸うとか、長めに吸うとか短く吸うとか、肺のボリュームを微調整するようにしてみましょう。あまりBCDに頼らず、呼吸でできるだけコントロールしてみてください。例えば、ちょっと浮きそうなときにBCDの空気をすぐ抜かず、息を多めにはいて沈むようにする。BCDのエアを抜いて沈むと沈んだ後、すぐ浮力が足りなくなってしまうからです。
また、バランスがとれてなくて、手やフィンを動かしてしまう方は、手足の動きで浮いちゃってます。手足を動かしてもバランスは良くならないです。バランスは無視して変な体勢のままホバリングするか、ウエイトの位置やBCDの締め具合を調整して理想の体勢になるように調整してホバリングしてみてください。
MY BCDを持ってバランスと操作に慣れるのが一番の近道ですよ。

プロフィール紹介
かっしーこと柏崎洋介さん

東京農業大学に入学後、ダイビングクラブに入り、すっかり海とダイビングの虜になる。在学中に《スキューバプロショップ》でアルバイトを始め、卒業後はもれなく同社へ。東伊豆の富戸でダイビングガイドを担当した後、同社の代表兼大井町店の店長に。ダイビング歴25年、インストラクター歴21年。現在はPADIコースディレクターとして、ノンダイバーからプロを目指すダイバーまで指導。

かっしーのダイビングスキル中心のYouTube

柏崎洋介さん

東京に2店舗、東伊豆に1店舗あるから
スキルアップやステップアップに超便利!

スキューバプロショップ
大井町店 TEL:03-6712-0920

ダイビングを始めたい!という方から、ファンダイバーや、もっとうまくなりたいという方にはステップアップコースを意欲的に開催。
話題の渋谷・宮下パークから徒歩1分のオシャレな渋谷店、交通至便な大井町店、そして東伊豆で海が目の前に立つ富戸店(写真)と3つの拠点で講習&サービスを展開。『マリンダイビング』主催のランキング企画で8年連続No.1を樹立した富戸店には、1位に何度も選ばれているダイビングガイドの山口敬大さんも常駐。のんびり、あったかな雰囲気にきっとリラックスできるはずです。

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