「縄文サンゴ」とも呼ばれる辺野古・大浦湾のアオサンゴ

　2018年9月中旬に水中写真家中村卓哉さんの写真集『辺野古―海と森がつなぐ命』が刊行、それに伴い写真展が開催される。米軍基地建設のため、海の埋め立て工事が始められようとしている話題の地である辺野古・大浦湾。中村卓哉さんは、海の中、そして海につながる周囲の自然で必死に生きる命を撮影するために、17年間辺野古に通い続けている。
　本写真集・写真展は、広大な森、河口に広がるマングローブと干潟、浅瀬の海、3000年もの歳月をかけてできたサンゴ礁、そしてそんな豊かな自然に息づく生きものたちの記録である。中村卓哉さんの写真を見れば、辺野古の現状、そして環境について改めて考えさせられるだろう。

中村卓哉HP

満月の夜のサンゴの一斉産卵