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現地の海から2025.03.16

葉山で激しく珍しいカスザメの交尾シーンに遭遇!

こんにちは! マリンダイビングWebライターのゴット姉こと後藤ゆかりです。葉山の《ダイビングショップNANA》のテルさんこと佐藤輝さんから、貴重な海の情報をいただきました。

2月下旬、神奈川県の葉山町の沖合で、カスザメの神秘的な繁殖行動が観察されました。
潜っていたのは《ダイビングショップNANA》の佐藤輝さん率いるダイバーと、休暇で潜っていたスタッフのぱーこちゃんこと永橋麗良さん。

ボートダイビングスポット「御用邸前」でその日2本目のダイビング。小さなエビなどの生きものを探していたら、何やら遠くで砂煙が上がっています。

何なんだろう?とテルさんが近づいて行くと、1本目でも見たカスザメ(違う個体だと思いますが)。「2匹が共同で何か捕食しているのかな?と思った」とテルさん。そもそも葉山の海でカスザメに会えるのは非常に珍しく、麗良さんも「1本目に会えた時、なんなら全然動かないのに動画を撮ってました」と言うほど。

近づいてよく見ると、1匹のカスザメがもう1匹のヒレの下に噛みついていて、どうやら交尾していることに気づきます。噛みついていて下にいるのがオス、噛みつかれているほうがメスです。

https://youtu.be/aUoff8FU9_c

「あまりの出来事にびっくりして、とにかく動画を撮ってました。18年間葉山の海に潜っていますが、初めて見ました!」とテルさん。「一生に一度の一期一会だとは思うんですが、もう1回、見たい」とも。とても貴重で神秘的な生物の繁殖行動に遭遇できることは素晴らしいことですね。

動画を撮っているうちに、メスのほうが逃げていってしまったので、「最初は何をしているのかわからなくて、近づきすぎちゃったかもしれない」とテルさんは反省するが、麗良さんが後ろから撮影した動画を見ると、どうやら産卵行動が終わったからメスが去っていったものと思われます。
麗良さんのYoutubeチャンネル「ぱーこ先生と学ぶ相模湾」でも、「激しく珍しい生態行動 カスザメの交尾シーンの撮影に成功しました!」でもレポートしていますので、ぜひご覧ください。

ちなみに、カスザメは卵胎生で、お腹の中で卵を孵化させ約12カ月後に10匹前後の赤ちゃんを出産するといいます。葉山の海にお母さんカスザメが戻ってきて、来年の今頃、赤ちゃんカスザメが見られることを祈っています!

情報提供≫ダイビングショップNANA

なお、《ダイビングショップNANA》はマリンダイビングフェア2025にも出展!
ブースではNANAの水中写真サークル「Finders7」の皆さまによる葉山・三浦の海の水中写真が多数展示されます。ぜひお越しになってご覧ください。

「マリンダイビングフェア2025」入場には事前登録が必要です。登録はこちらら(入場無料)

ライター/後藤ゆかり(MDWeb)

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