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ニュース2025.05.30

SNSIのIEが行われ、新しいインストラクターが誕生!

世界的ダイビング教育機関のSNSIのインストラクターコースのエバリュエーション(以下IE)が行われ、新たに6名のインストラクターが誕生しました。5月17~18日には大阪の国富プールと和歌山県田辺にて、5月20~21日には伊豆の獅子浜にて、それぞれ受講者3名のIEが実施され、受講者たちは厳しい試験をクリアし、6名全員が見事合格しました!
今回のIEについて、インストラクターエバリュエーターの≪ブルー&スノー≫の高橋さん、トレーナーの仮屋さん、受講者の庄野さんと篠原さんからコメントをいただきました。それぞれの熱意や受講するに至った背景がとても素敵なので、ぜひご覧ください!

インストラクターエバリュエーター高橋さんのコメント

「今回和歌山県でのIEでは69歳の方と64歳の方が参加されていたのですが、年齢を感じさせないスキルレベル。ベイルアウトに関しては1回目で合格レベルではありましたが、本人たちが『納得出来ないのでもう一度』と言われ、本当は1回のみなのですが、その意気込みに押されもう1回やっていただくという、本当にSNSIインストラクターらしい完璧なデモを求めている候補生で感動しました。
また関東の候補生たちはプレゼン、学科のレベルは申し分なく、SNSIではホバーリング状態でのスキルを行うのですがまったくブレることなく全スキルのデモをこなしてくれました。トレーニングファーストを体現してくださる候補生の皆さんでした。
今後それぞれの地域でほとんどが海に選ばれてしまうダイバーだと思うのですが、この方々が育てるダイバーは海を選ぶダイバーを育てられる、そんなインストラクターになることを願っていますし、できる皆さんだと確信したそんな最終試験でした」

和歌山県プライムダイビングスクールの仮屋トレーナーのコメント

「今回60代のダイバーさん2名がインストラクターになるという大きなチャレンジをしてくださいました。60歳になってからダイビングをはじめるということでさえ躊躇してしまう人が多い中で、ダイビングインストラクターにチャレンジしようというのは本当に素晴らしいですね! もしかしたら本人たち以上に私たちのほうが、60代なのにすごい! とかいって年齢を気にしていたのかもしれません。
インストラクターレベルのスキルができるようになるための練習やプレゼンテーションの練習も通常の何倍も練習しました。年齢が一回りも下の私に、ここができていない、こうしたほうがいい、と言われて面白くなかったことでしょう。また毎回同じことを指摘されて苛立って、また歯痒い思いもしたと思います。今まで仕事で様々な修羅場を潜り抜けてきたであろう2人にも、いざインストラクター試験になると緊張が色濃く伺えました。担当トレーナーとしては、今できる全てを出し切って悔いのないようにと祈るばかりでした。
2日間にわたる試験が終わった2人の顔には、ほっとした安堵感と共にやり切ったという充実感がありました。合否の発表があり、見事に合格を勝ち取った瞬間の2人の笑顔は最高でした! 大人になってもこんな最高の笑顔になれるんだな! そんなダイビングって最高だな!
目の前の壁を乗り越えようとチャレンジを繰り返す姿を半年近くずっと見てきたので、一緒に飛び上がって喜びたいくらい嬉しかったです。本当におめでとうございます!」

関西受講者の庄野さんのコメント

「60代で始めたダイビングにはまっていた頃、プライムの仲間たちがダイブマスターに挑戦するのを見て、自分もダイブマスターに挑戦したのが3年前。とてもしんどかったのでもうファンダイブだけを楽しんでおこうと思っていました。そんな時、仮屋さんからインストラクターを目指されるシニアの方がおられるので一緒にどうですか? とのお誘いを受けて、またしても挑戦する事になりました。
約半年間、大阪のプールや天神崎でスキルのトレーニングや学科講習の練習を毎週のように指導していただきました。正直しんどかったけど充実感のある日々を過ごせました。好きなお酒も減らして体調管理していました。
試験は細かいところまでチェックされており大変緊張しました。普段出来ていた事もスムーズに出来ず歯痒い思いもしました。ご指導いただいた仮屋さんや古家さん、プライムの仲間たち、家族の応援のおかげで曲がりなりにも合格出来てめちゃくちゃうれしかったです。これからは基本をきっちり押さえたカッコいいダイバーを目指していこうと思います」

関西受講者の篠原さんのコメント

「こんにちは☀ なんか気恥ずかしいですね。チャレンジ前の気持ちは、合格して同世代にダイビングの素晴らしさを伝えたい気持ちはありましたが、本当にできるのかの不安のほうが大きかったです。練習中は練習すればするほどダイビングの奥深さを感じることで、焦りもありましたが、歳のせいにはしたくない一貫した気持ちで練習にはげみました。
試験中は平常心でいることを心がけていましたが、やはり緊張していたのか、無意識にいつもと違うことをしたことで思うようにできない局面はあり、初日は大変後悔しました。しかし、最後までは自分を信じて臨んだことが良かったと思ってます。
合格した時の気持ちは、苦しかったですが、今回の経験を同世代の人に伝えることで、ダイビングに興味を持って、ダイビングを始める事ができる活動をしたいと思ったことです。
最後に、白浜の海に散骨して眠る、ダイバーでもあった妻の応援があったことを追記させていただきます」

合格者の皆さん、本当におめでとうございます! これからのご活躍がとても楽しみですね。
SNSIは、スキューバダイビングの本場・イタリアで1994年に誕生したダイビング教育機関で、安全意識の高い知識やスキルが身に付くことで定評があります。インストラクターコースはもちろん、ダイビングライセンス(Cカード)取得講習やスキルアップを目指すための各種講習まで幅広いプログラムを提供していますよ。ぜひチェックしてみて!

(ライター/田中あきこ)

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