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地球の海フォトコンテスト2019
The Blue Earth Underwater Photo Contest

世界最大規模の水中写真の公募展「地球の海フォトコンテスト」の2019年全入賞作品を発表!美しい海の世界を切り取った作品の数々に癒されてみては?
また、今回新たに設けられたダイビングショップからの応募による「ショップ部門」は、全国より約100ショップ、175チームが参加。大盛り上がりとなった!

2019年部門別入賞作品

■氏名、タイトルなどの字体、特殊文字などが、応募者の表記と異なる場合があります。ご了承ください。

■撮影データ:基本的に「カメラ レンズ ハウジング ストロボ 絞り シャッタースピード ISO感度(またはフィルム名) 撮影地 水深」という順番になっています。

ネイチャー・環境部門

海の生き物のネイチャーシーンや、環境への関心を訴えかける水中写真

上位入賞作品

お名前があ~さ行の方

お名前がた~わ行の方

ネイチャー・環境部門 審査員総評

自由部門

水中写真であればテーマは自由。アート性のある作品を重視

上位入賞作品

お名前があ~か行の方

お名前がさ~な行の方

お名前がは~わ行の方

自由部門 審査員総評

ビギナー部門

水中写真歴5年以下、またはダイビング経験本数100本以下の方が対象。水中写真であればテーマは自由

上位入賞作品

お名前があ~か行の方

お名前がさ~な行の方

お名前がは~わ行の方

ビギナー部門 審査員総評

ビーチフォト部門

ビーチや夕日、自然の風景写真。アート性のある作品

上位入賞作品

お名前があ~か行の方

お名前がさ~わ行の方

ビーチフォト部門 審査員総評

ショップ部門 NEW

2019年より新設。同じダイビングショップを利用する3人が一組となりテーマ(タイトル)を決めて応募する、水中写真のチーム戦。

全入賞作品はこちら ≫

審査員紹介

ネイチャー・環境部門&自由部門
(審査員長)

福永友保

福永友保
Tomoyasu FUKUNAGA

全日本写真連盟理事。千葉大学工学部卒業後、1967年に朝日新聞社に入社。1987年から北海道支社写真部キャップを務め、その後は大阪本社写真部部長、東京本社写真部部長などを歴任。

ネイチャー・環境部門
(審査員)

奥谷喬司

奥谷喬司
Takashi OKUTANI

軟体動物の分類・生態・資源研究が専門。水産庁東海区水産研究所、国立科学博物館動物研究部、東京水産大学を経て、現在は東京水産大学(現東京海洋大学)名誉教授。日本貝類学会名誉会長。理学博士。

ネイチャー・環境部門
(審査員)

瀬能 宏

瀬能 宏
Hioshi SENOU

《神奈川県立生命の星・地球博物館》主任学芸員。専門は魚類分類学と生物地理学、保全生物学。ダイバーや釣り人などから写真を集めて研究に生かす、「魚類写真資料データベース」を構築中。

ネイチャー・環境部門
(審査員)

大澤隆文

大澤隆文
Takafumi OSAWA

2007年環境省入省。国立公園の保全管理、外来種対策、生物多様性条約などを担当したほか、ダルハウジー大学(院)で気候変動及び自然保護関連の研究も経て、2017年10 月より海洋の自然保護を担当。博士(農学)。

ビーチフォト部門・
ショップ部門(審査員長)、
自由部門(審査員)

高砂淳二

高砂淳二
Junji TAKASAGO

自然写真家。撮影フィールドは海を中心に地球全域に及び、自然全体の姿や生き物のつながり、人との関わり合いなどをテーマに撮影活動を行なう。6月に写真集『Planet of Water』(日経ナショナルジオグラフィック社)を上梓予定ほか著書多数。

ビギナー部門
(審査員長)

鍵井靖章

鍵井靖章
Yasuaki KAGII

水中写真家。大学在学中に伊藤勝敏氏に師事。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブなどで撮影に励み、1998年にフリーランスフォトグラファーとして独立。写真集『unknown』など著書多数。

審査員総評

ネイチャー・環境部門

福永友保
「ネイチャー・環境」ならではという、幅広い内容や被写体選びが今後の課題。
ここ数年、全体的に撮影技術および表現がアップしたことは間違いありません。単純にいえば上手になった。機材の使い方もそうですし、「何を撮るか、どう撮るか?」という部分がクリアになってきた感じです。ただ今回、上位入賞を決める段階で議論が生じました。被写体の種類や絵柄は異なりますが、繁殖や産卵といったものに偏りすぎているのではないか、「ネイチャー・環境」という部門の性格上、もっと幅広い内容、あるいは被写体の選択がなされたほうがいいのではないか……討議の結果はご覧の通りです。また、作品の価値観というものは、見る者の視点でも変わってきます。例えば、「捕食時のジンベエザメ、その顔のドアップ」という作品があったのですが、僕はそれを「迫力があって良い」と捉えたけれど、生態的な見地からすると「もう少しひいて撮ってほしい」という意見もあります。このフォトコンテストには、「ネイチャー・環境」と「自由」という2つの部門があります。両者の違いを考えながら撮影してみるのもいいかもしれません。

奥谷喬司
面白いネイチャー作品を世に出すには、写真の内容に応じて、応募する部門をよく考えることも大切かもしれません。
「実にうまく撮ったなぁ」という作品を拝見すると、きっとダイバーとして経験を積まれ、いつどんな環境にその生き物がいるかよくご存じなのだろうと感心します。その一方、単に「きれいに撮れた」というもの、いわば「そこに生物がいるだけ」という写真が相変わらず多い。
もしかすると、自由部門の存在が影響しているのかな。生態だの環境だのといった縛りがないせいか、あちらの応募作品をチラッと見せていただくと、「こっち(ネイチャー・環境部門)に応募してくれればよかったのに」と感じるものが意外と多いのです。実現は無理でしょうけれど、「この作品は自由部門で、こちらはネイチャー部門」という選択権が、応募者ではなく審査側にあると、面白いネイチャー作品が発掘されるかもしれません。

瀬能 宏
浮遊生物や話題の生き物、海外の種など、普段なかなか見られない生態はやはり興味深いですね。
「きれいだな」と素直に感じられる応募作品が多く、全体的に写真の質が高いという印象です。もちろん「ただ撮っただけ」の作品は少なくないのですが、きれいに撮れていればそれなりにインパクトがあるので応募されたのだと思います。
その一方で「よく撮れたものだ」と感心する作品の割合も増えています。被写体としては、なかなか見られない小さな浮遊生物や、流行りもあるのでしょうがリュウグウノツカイや川で撮影した作品が目に付きました。また、海外で撮っている作品には、すぐには種類がわからないものがあって大変興味深いです。

大澤隆文
様々な海の環境問題に目を向けると、さらにユニークなジャンルになると期待しています。
今回もほかの審査員の先生方がスピーディーに審査・選定をされている中、私自身はなかなか作品の選定が難しく、審査に時間がかかってしまいました。その背景には、技術的に優れた作品が多く投稿されたということもあると思いますし、また他方で、多くの撮影者が意外に共通・類似した着眼点で海の自然をとらえ、撮影されているということもあったのではないかと思います。
現在、自分自身は行政官として、沖合の海底の地形に付随した生態系を保全対象とする海洋保護区の制度設計等の業務を担当しており、その影響もあってか、海底、深海、あるいは浅くても特異な地形に付随した生態系といった着眼点に関心がいくようになりました。また、社会的にはプラスチック等による海洋生物への影響に関心が寄せられています。今後、撮影者の皆さまにとっても、こうした様々な環境問題を新たな着眼点にして、よりユニークな写真を撮っていけるフロンティアがあるのではないかと期待しています。

自由部門

福永友保
予選通過作品たちがガチャガチャと自己主張。実に楽しい審査でした。
今回の審査が終わって、「皆さん表現という目的をもって撮りだしたな」という印象をとても強く感じました。「珍しいものを撮っちゃった」あるいは「撮れちゃった」ではなく、写真から撮影者の意図を感じる作品が大変増えてきました。被写体の形や色、特殊な生態や生息場所に頼らず、撮る側の意志で写真を構築する。それが自由部門においては大事なことなのです。
予選通過の作品をテーブルの上にズラッと並べてみると、それぞれが自己主張してガチャガチャとうるさいくらいです(笑)。もちろん、これはいい意味ですよ。

高砂淳二
生態的なものからアートまで、部門名通りに自由な視点で素晴らしかったです。
皆さん本当にお上手です。きちんと絵として仕上げられ、しっかりとした作品ばかりだなというのが第一印象です。内容も生態的なものからアーティステックなものまで、自由な視点で撮っていて面白い。そうした応募作品がたくさんある中で、被写体の良さを捉えていたり、面白い視点があったり、あるいは新たなテクニックを駆使してみたりと何かひとつ強い部分がある作品が上位に入ってきます。
今回はホントにいい作品が多くレベルも拮抗していたので、特に上位3点はとても迷いました。

ビギナー部門

鍵井靖章
被写体が多彩になり上位作品はハイレベル。それに合わせて審査の主眼も少し変えてみました。
今回からプリント作品だけではなく、デジタル画像での応募もOKとなりました。時代の流れでしょう。審査する側は作業が増えましたけれど、プリントは思った通りの色が出なかったり紙質に左右されたり、何より手間がかかりますので、水中写真ビギナーの皆さんが応募しやすくなったことは大変良かったと思います。
全体のレベルとしては昨年同様という印象ですが、以前より被写体がずっと多彩になりました。それと水中写真全般でストロボだけではなく水中ライトを使うことが増えており、そうした機材の発達や変化に伴う進歩が、ビギナー部門にも反映されているところは審査していて楽しいし、大変うれしかったです。
気になったことは、プリント応募作品に発色のきついものが目立ったことです。コントラストを高くするのが今の流行なのかもしれませんが、それで自然な色が破綻しているケースも見受けられました。やり過ぎは逆効果になると思います。また、今回でビギナー部門の審査は5回目となりました。今までは「ビギナーらしさ」に主眼を置いていたのですが、上位作品はレベルが高いこともあって、今年は少し水中写真としての面白さにも注目してみました。

ビーチフォト部門

高砂淳二
機材の進歩で天の川まで簡単に撮れる時代、あとは撮影者の表現力次第!
今回はとてもバリエーション豊かでした。ちゃんとカメラを持って、楽しんで撮っていることが、応募作品からよく伝わってきてうれしいです。一時期よく見かけた「ハウジングに入ったままのカメラで、ついでに陸撮」というケースがほとんどなくなりましたね。スマホありデジタル一眼あり、コンデジありと機材はいろいろですが、「あ! これ撮りたい」と思ったときに撮れる環境になったのでしょう。それが夜だったとしても、カメラが良くなっているから対応できますし、三脚を使えば天の川まで写る。新しい手法としてドローンもあれば、360度カメラもあります。機材の発達でいろいろな制約が減り、あとは、撮影者が感じたものをどれだけ表現できるか。来年に向けて、さらに期待が膨らみます。
ところが、応募作品の中には「何を表現したかったのかわからない」というものが相変わらずあります。もしかすると自分でも何を撮りたいのかわかっていないのかもしれませんし、撮影意図があるなら見る人にわかる写真にしなければ作品とはなりません。そのあたり少し考えてみてはどうでしょうか。

地球の海フォトコンテストとは

1971年に始まった「マリンダイビング水中写真コンテスト」から数えると、40年以上の歴史を誇る、世界最大規模の水中写真のフォトコンテスト。「水中写真を撮るダイバーを一人でも増やしたい」という思いから始まり、デジタルカメラの普及に伴い、気軽に水中写真が撮れるようになり、今ではダイビングを楽しむ上で重要な要素となっています。
今年も「ネイチャー・環境部門」「自由部門」「ビギナー部門」「ビーチフォト部門」の4部門に国内外から数多くの作品が応募され、また、今回新設された「ショップ部門」では北海道から沖縄まで100余りのダイビングショップに参加していただき、大盛り上がりとなりました。
2019年4月5日から7日に開催された「マリンダイビングフェア2019」会場内で全入賞作品を展示、また上位入賞作品は会場内で授賞式が執り行われました。
月刊『マリンダイビング』2019年5月号(4月10日発売)誌面でも各部門の上位、優秀賞、特別協賛賞、エリア賞とビギナー部門・ショップ部門の全入賞作品が掲載されています。

お問い合わせ先:
「地球の海フォトコンテスト」事務局

TEL:03-3222-0317 
FAX:03-3222-0310

受付時間:月~金 9:30~18:00

Email:photo-con@marinediving.co.jp

過去の受賞作品

2018年全入賞作品

2017年全入賞作品

2016年全入賞作品

2015年上位入賞作品

2014年上位入賞作品

2013年上位入賞作品

2012年上位入賞作品

お問い合わせ先:
「地球の海フォトコンテスト」事務局

TEL:03-3222-0317 
FAX:03-3222-0310

受付時間:月~金 9:30~18:00

Email:photo-con@marinediving.co.jp

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