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地球の海フォトコンテスト2020
The Blue Earth Underwater Photo Contest

世界最大規模の水中写真の公募展「地球の海フォトコンテスト」の2020年全入賞作品を発表!美しい海の世界を切り取った作品の数々に癒されてみては?

2020年部門別入賞作品

■氏名、タイトルなどの字体、特殊文字などが、応募者の表記と異なる場合があります。ご了承ください。

■撮影データ:基本的に「カメラ レンズ ハウジング ストロボ 絞り シャッタースピード ISO感度(またはフィルム名) 撮影地 水深」という順番になっています。

ネイチャー・環境部門

海の生き物のネイチャーシーンや、環境への関心を訴えかける水中写真

上位入賞作品

お名前があ~さ行の方

お名前がた~わ行の方

ネイチャー・環境部門 審査員総評

自由部門

水中写真であればテーマは自由。アート性のある作品を重視

上位入賞作品

お名前があ~か行の方

お名前がさ~た行の方

お名前がな~わ行の方

自由部門 審査員総評

ビギナー部門

水中写真歴5年以下、またはダイビング経験本数100本以下の方が対象。水中写真であればテーマは自由

上位入賞作品

お名前があ~か行の方

お名前がさ~な行の方

お名前がは~わ行の方

ビギナー部門 審査員総評

ビーチフォト部門

ビーチや夕陽など海をとりまく自然や風景、人々の営みなどをテーマとした陸上写真

上位入賞作品

お名前があ~さ行の方

お名前がた~わ行の方

ビーチフォト部門 審査員総評

ショップ部門

同じダイビングショップを利用する3人が一組となりテーマ(タイトル)を決めて応募する、水中写真のチーム戦。

全入賞作品はこちら ≫

審査員紹介

ネイチャー・環境部門&自由部門
(審査員長)

福永友保

福永友保
Tomoyasu FUKUNAGA

全日本写真連盟理事。千葉大学工学部卒業後、1967年に朝日新聞社に入社。1987年から北海道支社写真部キャップを務め、その後は大阪本社写真部部長、東京本社写真部部長などを歴任。

ネイチャー・環境部門
(審査員)

瀬能 宏

瀬能 宏
Hioshi SENOU

《神奈川県立生命の星・地球博物館》主任学芸員。専門は魚類分類学と生物地理学、保全生物学。ダイバーや釣り人などから写真を集めて研究に生かす、「魚類写真資料データベース」を構築中。

ネイチャー・環境部門
(審査員)

窪寺恒巳

窪寺恒巳
Tsunemi KUBODERA

頭足類の分類・系統・動物地理学が専門。特にダイオウイカなど中深層性大型頭足類の生態および潜在生物量についての研究は世界から注目を集めている。現在は国立科学博物館名誉研究員。水産学博士。

ネイチャー・環境部門
(審査員)

木村麻里子

木村麻里子
Mariko KIMURA

2011年環境省入省。知床世界自然遺産の保全管理、奄美大島の希少種 保全や外来種対策、沖縄本島北部で国立公園の指定に向けた調整等を担当した後、ワシントン条約の担当を経て、2019年7月より海洋生物多様性の保全等を担当。

ビーチフォト部門・
ショップ部門(審査員長)、
自由部門(審査員)

高砂淳二

高砂淳二
Junji TAKASAGO

自然写真家。撮影フィールドは海を中心に地球全域に及び、自然全体の姿や生き物のつながり、人との関わり合いなどをテーマに撮影活動を行なう。新刊のフォトエッセイ集『光と虹と神話』(山と渓谷社)をはじめ、『PLANET of WATER』『Dear Earth』『night rainbow』ほか著書多数。

ビギナー部門
(審査員長)

鍵井靖章

鍵井靖章
Yasuaki KAGII

水中写真家。大学在学中に伊藤勝敏氏に師事。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブなどで撮影に励み、1998年にフリーランスフォトグラファーとして独立。写真集『unknown』など著書多数。

審査員総評

ネイチャー・環境部門

福永友保
作品の傾向が少し変わってきたようですね、 応募する側の意識変化があるのでしょう。
この部門の意義が変わってきたな、という印象です。以前は「ネイチャー・環境」という名称から環境問題が強く意識され、投棄されたゴミ、網・鉤などによる被害を扱った作品が多かった。でも、今年の応募作品では数点程度。これは応募する側の意識の変化であり、「自然淘汰」なのでしょう。「被写体の存在そのもの」「その行動に意味がある」という「ネイチャー」の観点から応募作品を選ぶ方が増えたのだと思います。
上位の作品を見ると、みなさん生き物が好きで、とても楽しみながら撮っている印象です。それも良いことなのではないでしょうか。

瀬能 宏
今年もレベルの二極化が進んだようです。審査に迷いはありませんでしたが……。
ここ数年同じ傾向にありますが、今年は作品レベルの二極化に拍車がかかったようです。何を撮ったか意味不明、「撮れたから応募してみました」という印象のものと、明確な意図と技術をもって撮影された 作品とにはっきり分けられます。ですから審査にあたって迷いはほとんどありませんでした。
前者の作品で気になったのは、ピントや構図もそうなんですが、特に色についてです。「自然のものを切り取るのだから自然光で」という考えもあるのでしょうが、薄暗いところでそのまま撮っても、見る者には 撮影者が何を訴えたいのかわかりません。例えば被写体が特別な色を持っているのであれば、その色彩が持つ意味がわかるように撮ってほしい。生物学的あるいは進化的な意味であるとか、機能的にどうなのか、そういったものを撮ろうと考えるならば、自然光にまかせるのではなくストロボを使って色を再現し、きちんと記録するという視点も必要かなと思います。

窪寺恒巳
生物の生態や生息環境のことをよく知れば、ビギナーの方も確実にうまくなると思います。
私も大学生時代から北海道でアクアラング(スクーバダイビングのこと。当時の呼称)を始め、ニコノスⅠ型で水中写真も撮っておりましたから、今回初めて写真コンテストの審査に参加させていただき大変嬉しく思っています。
「ネイチャー・環境部門」の審査には各分野の専門家が集まっているので、私は自然環境をうまく捉えている写真や生き物の相互関係、繁殖などの生態を1枚の写真の中にうまく表現しているものを評価していこうという姿勢で臨みました。本当に皆さんよく撮ってらっしゃいますね。
ただ、正直な感想としては、レベルの高い作品が目に付く一方、いかにもビギナーという作品がとても多い印象です。裾野が広いという意味でとても良いことですが、ビギナーの方はなかなか上位に食い込めず何年も悔しい思いをすることになりますね。ハイレベルの方はダイビング歴や写真歴が長い方が多いし、生き物の生態や生息環境との関わりもよく知っている。そうした知識や経験を積んでいくことで、今はビギナーの方も確実にうまくなると思います。

木村麻里子
海から汽水、淡水まで幅広い水の世界、初めての審査を楽しませていただきました。
今回、初めて水中写真コンテストの審査に参加させていただきました。ダイバーが撮る色とりどりの生物や、海だけではなくマングローブなどの汽水域、アユや遡上するサケなど淡水域で撮影された作品もあって楽しませていただきました。
審査にあたっては個々の生物や生態についてよりは、環境や海洋全体の視点から臨んでみました。残念ながら上位入賞には入らなかったのですが、気になった作品はゴミに暮らす生き物やウミガメの死骸でしょうか。見ていて楽しくなる写真ではありませんが目を背けてはいけない現実です。人工物にからまって死ぬ水生生物の存在は以前から知られていますし、最近は海洋プラスチックが世界的に注目を集めています。環境を見据えた作品や、問題提起を促す被写体があって、さすが「ネイチャー・環境部門」だな、と思いました。

自由部門

福永友保
あれもこれもと欲張らず、画面内の要素や情報を整理しみよう。
今回の審査を終えて感じたことは2つです。第1に表現のバリエーションが広がり、本当に豊かになりました。第2に個々の写真の狙いがしっかりしてきました。以前は大物を撮りに行こうとか珍しい生物を探そうなど、被写体の力に頼っていたわけです。今は、特に上位入賞した方たちは被写体を材料として捉えています。例えば形に狙いを定めたのならシルエットにして余計な情報を削ぎ落とす。あるいは光をいっぱい取り込んでモノトーンで勝負する、目玉なら目玉だけを切り取り、目玉以外の何かを語らせてみる。素晴らしいことです。
一方、上位に食い込めなかった作品も総じてレベルが高かった。ただ「もったいない」と感じるものも散見されました。よくある残念な例は、欲張っていろいろな要素を画面に入れっぱなしにしていること。自分が表現したいものに合わせ、画面内の要素や情報を取捨選択しなければいけません。そうすれば撮影者が何を主題としているのか、見るものに強く伝わるでしょう。

高砂淳二
私も審査を楽しんでおりますが、皆さんも撮影を楽しんでいるようで嬉しいです。
この部門は水中写真で自己表現をしよう、アーティスティックな写真を目指そうという方向性なのですが、今年も本当にいろいろな作品が集まってきて、応募する皆さんも楽しんでいることが感じられました。新しい表現を模索したり、イメージを作り込んでみたり、いろいろなことを自由に試しているようで、レベルの高い作品が多かったですね。今回でこの部門の面白さがピークに達したかのようです。機材の発達により「写るのが当たり前」という時代なので、自分の感覚や表現スタイルを乗せやすくなった、ということもあるかもしれません。また来年の審査が楽しみです。

ビギナー部門

鍵井靖章
久しぶりにグランプリがマクロ作品! でも、楽しいワイドをもっと見たいなぁ。
今回は久方ぶりにマクロ作品がグランプリとなりました (編:2013年以来でした)。生き物の表情やかわいい仕草など、マクロ写真は魅力的ですね。ただ、審査を終えて感じたことは「ワイド作品はやはり訴える力が強いなぁ」ということ。というのも、特にビギナー部門では、マクロ撮影の場合、被写体がクマノミやギンポ、ウミウシなど人気生物に集中しやすい。そうなると似たり寄ったりの作品が増えてしまうし、優劣もつけづらい。そのへんワイドは何でもありです。撮影は難しいと思いますが、もっとワイドにチャレンジしてはどうでしょうか。
また、最近はSNSの発達で誰もが自由に自分の写真を発表できるようになりました。とてもいいことと思いますが、その影響か少し応募が減っているようです。でも、SNSでは腕試しはできないし、他人の評価もわかりません。例えば、このビギナー部門では一人10点まで応募できるので、入選した場合どれが最も高く評価されたかわかります。もちろん僕ら審査員が絶対とは限りませんが、水中写真を幅広く見る機会があるプロカメラマンと編集者の視点から最良のものを選んでいるつもりです。今後どう撮っていくか、そのあたりを参考にしていただければうれしいです。

ビーチフォト部門

高砂淳二
ただの旅の思い出や家族写真は 困ります。だってフォトコンテストですから。
上位に入った作品はどれも印象的でした。撮影者の視点も多様で、スローシャッターや時間をかけた定点撮影などテクニックも駆使されています。その一方、「何となく撮りました」という写真も目立ち、レベルの差が大きくなってしまったかなぁという印象です。以前のように「ハウジングにカメラを入れっぱなしで撮りました」という中途半端な写真は減りましたが、その代わり増えたのがスマホかもしれません。もちろん気軽に撮れるスマホにも良い点はあります。瞬間的な面白さや自然な表情を撮るにはスナップ写真はもってこいでしょう。
でもフォトコンテストに応募するのですから、ただの旅の思い出や家族写真では困ります。そこに撮影者の意図、撮りたかった何かが反映されてくれば、撮影機材がなんであろうと作品になり得ます。そのあたり、また来年に期待したいですね。

地球の海フォトコンテストとは

1971年に始まった「マリンダイビング水中写真コンテスト」から数えると、40年以上の歴史を誇る、世界最大規模の水中写真のフォトコンテスト。「水中写真を撮るダイバーを一人でも増やしたい」という思いから始まり、デジタルカメラの普及に伴い、気軽に水中写真が撮れるようになり、今ではダイビングを楽しむ上で重要な要素となっています。
今年も「ネイチャー・環境部門」「自由部門」「ビギナー部門」「ビーチフォト部門」の4部門に国内外から数多くの作品が応募され、また、2019年より新設された「ショップ部門」では北海道から沖縄まで100余りのダイビングショップに参加していただき、大盛り上がりとなりました。
月刊『マリンダイビング』2020年5月号(4月10日発売)誌面でも各部門の上位、優秀賞、特別協賛賞、エリア賞とビギナー部門・ショップ部門の全入賞作品が掲載されています。

過去の受賞作品

2019年全入賞作品

2018年全入賞作品

2017年全入賞作品

2016年全入賞作品

2015年上位入賞作品

2014年上位入賞作品

2013年上位入賞作品

2012年上位入賞作品

お問い合わせ先:
「地球の海フォトコンテスト」事務局

TEL:03-3222-0317 
FAX:03-3222-0310

受付時間:月~金 9:30~18:00

Email:photo-con@marinediving.co.jp

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