浅い水深で成魚が見られることは滅多にない

　読者の石倉直美さんから、8月11日（日）に兵庫県の切浜海水浴場でスノーケリング中、リュウグウノツカイに遭遇したとのビッグニュースが届いた！　
　切浜海水浴場は、ユネスコ世界認定された「山陰海岸ジオパーク」の主要な見どころである「はさかり岩（県指定名勝）」や「淀の洞門」が見渡せる穴場ビーチ。台風10号の影響で南紀方面でのダイビングができず、たまたま日本海へスノーケリングをしにでかけたところ、石倉さんのご主人が体長約2mのリュウグウノツカイが泳いでいるのを発見！　「淀の洞門」近くで泳いでいたそう。
　リュウグウノツカイは、水深200～1,000mの海に棲む大型の深海魚。浅い水深で暮らしている幼魚はまれにダイビング中に見られることがあるが、成魚がスノーケリング中に見られるのはかなりレア。それに、日本海側では度々目撃情報があるが、定置網にかかってしまっていたり、打ち上がっていたり……といったニュースが多く、元気に泳いでいる姿が見られたのはすごい。「淀の洞門」付近はダイビングスポットにもなっているので、運が良ければダイビング中に会える……かも!?

情報・写真提供：石倉直美さん