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海のいきもの
第42回 ソックリさん inモルディブ&沖縄

海のいきもの

モルディブと沖縄は、ダイバーに大人気のダイビングリゾート。
隣接する海(インド洋と西部太平洋)ということで同じ種類の魚もたくさん見られるのだが、
その中にはソックリだけど「実は違う種類だった!」ということもある。
また、同じ種類でもモルディブと沖縄では微妙に違うところがあったりする魚も。
今回はそんな似た者同士たちを集めてみました。●構成・文/山本真紀(2018年4月制作)

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え、コイツら違う種類なの!?

ここで紹介した3例は、パッと見ると同じ種類に見える。でも、よ~く見比べれば違いに気づくはず。こんなこともあるので、水中写真を撮ったら画像に撮影地も記録しておこう。デジカメのGPS機能があればなお確実。

尾ビレに注目!

どちらもアカネハナゴイのオスに見えるけど違う種類。尾ビレの上下葉に赤いラインが入っているかどうかに注目。
❶インディアンフレームバスレット
名前の通り主にインド洋に生息し、モルディブで普通に見られる(アンダマン海やシミラン諸島付近まで分布)。赤い背ビレと長い腹ビレはオスの特徴で、メスはちょっと地味。
❷アカネハナゴイ
こちらが日本人ダイバーにはお馴染みのアカネハナゴイ。東部インド洋~中・西部太平洋の熱帯域に生息。赤い背ビレと長い腹ビレはオスの特徴で、メスはちょっと地味。

背ビレに注目!

どちらもツユベラの幼魚に見えるけれど違う種類。背ビレに黒点があるかどうかに注目。どちらも成長につれてガラリと模様が変わるところは同じだが、成魚どうしはあまり似ていないところも面白い(写真がなくてすみません)。
➌クイーンコリス(幼魚)
インド洋(南アフリカからマダガスカル~モルディブ~スリランカなど)に分布するベラの仲間で、成長するとガラリと模様が変わり、最大40~50cm以上となる。
❹ツユベラ(幼魚)
季節来遊魚として南日本でもお馴染み。東部インド洋~中・西部太平洋の熱帯域に分布。奇抜な模様で海底近くをユラユラと泳ぐ姿はヒラムシなどへの擬態と言われている。成長するとガラリと模様が変わり、30cm以上となる。

背ビレに注目!

どちらも共生ハゼの仲間であるネジリンボウに見えるけれど、やっぱり違う種類。背ビレが丸っこいか三角かに注目。相棒となるテッポウエビも同じで、たいていコトブキテッポウエビと共生している。
❺ドラキュラシュリンプゴビー(幼魚)
インド洋(モルディブ、セイシェル)で確認されている共生ハゼの仲間。ハゼの仲間にしては珍しく幼魚と成魚で模様が異なり、成長すると黒帯の間に細い黒帯が増え、色もだんだん赤黒くなってしまう。
❻ネジリンボウ
季節来遊魚として南日本でもお馴染み。西部太平洋に広く分布するが、インド洋にはいない。背ビレが糸状に伸びるヒレナガネジリンボウというソックリさんもいて、こちらはインド洋にも生息。

チョウチョウウオに注目!

モルディブでも沖縄でも、多種多様なチョウチョウウオが見られて華やかだ。トゲチョウチョウウオのように両方で見られる種類もいる一方、モルディブ/インド洋だけ(あるいは沖縄/西部太平洋だけ)でしか見られない種類もいる。ここでは、ソックリなんだけど別の種類(または亜種)というパターンを紹介。

涙型とか1点とか

別種とするか亜種として扱うか、研究者によって見解の相違があるようだ。が、いずれにしてもモルディブでは黄色が濃いタイプ、沖縄では薄めのタイプとクッキリ分かれている。
❼ティアドロップバタフライフィッシュ
かなり濃い黄色に涙型の黒点が印象的。インド洋に広く分布しているが(アフリカ沿岸~マダガスカル~モルディブあたり)、西部太平洋では見られない。その代わりにイッテンチョウチョウウオが見られるようになる。
❽イッテンチョウチョウウオ
東部インド洋~中・西部太平洋の熱帯域で見られる。明るいレモン&ホワイトの色味は爽やかで、モルディブで見られるティアドロップバタフライフィッシュとかなり印象が変わる。

鞍(くら)か簾(すだれ)か

どちらも背中から垂れ下がる黒い模様が特徴の2種類。微妙に模様が異なり、分布も変わる。
❾サドルバックバタフライフィッシュ
背中の黒帯がクッキリ三角なあたりが鞍(くら)っぽいかも。インド洋に広く分布している。
❿スダレチョウチョウウオ
微妙な濃淡が簾(すだれ)っぽいかも。東部インド洋~中・西部太平洋の熱帯域に広く分布している。

眼を通る黒帯に注目

なんかもう「同じ種類でいいじゃん?」ってくらいソックリなのだが、やっぱり別の種類なのだ。
⓫マダガスカルバタフライフィッシュ
名前の通りマダガスカル周辺を含むインド洋に広く分布している。下半身と尾ビレの暖色が濃いこと、眼帯(眼を通る黒帯)が両サイドで途切れること、ひたい付近に黒点があることなどでベニオチョウチョウウオと区別できる。また、アミメチョウチョウウオ(西部太平洋の熱帯域に分布)ともまたソックリでホントにもうややこしい。
⓬ベニオチョウチョウウオ
インド-太平洋に広く分布。数は少ないが、沖縄でもモルディブでも見かけるので、間違えないよう注意。

おまけ~間違い探しにトライ!

タテジマキンチャクダイ(成魚)

成長につれて模様が変わり、渦巻き模様の幼魚は季節来遊魚として南日本でもよく見られ人気者。インド-太平洋に広く分布するため、モルディブでも沖縄でも見られるのだが、成魚の場合よ~く見ると1点大きな違いがある。それは背ビレの後端。沖縄をはじめ太平洋側の個体は、背ビレから糸状に長く伸びる軟条があるのだが、インド洋の個体には普通はない。「だからどうした?」と言われると困っちゃいますが、まぁ役にも立たない豆知識ってことで。

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