新型コロナウイルスの水際対策緩和が打ち出されました。出国時7２時間の陰性証明書の提示が不要になる等、海外からの帰国時に「帰れない！」というリスクが低くなります。
年末に向け、いよいよ海外旅行も再始動！そこで、ダイバーに人気の海外エリアを中心に、各国観光局の方々にマリンダイビングWeb編集部（以下、編）がインタビュー。連載企画で最新情報をお届けします！ さぁ、世界を潜りに出掛けましょう！

編）コロナ禍からのリスタートにあたって、見どころ、PRポイント、意気込みなどお聞かせください。

局長）約2年半ぶりにサイパン直行便が2022年9月1日から就航します。運航はユナイテッド航空。成田発サイパン行きは約3時間半のフライトで、あっという間に常夏マリアナでのダイビング体験が可能です。

マリアナダイビングの魅力は、その近さです。そして時差1時間と、体調管理やスケジュール管理がラクなこと。また年間平均気温は27度、平均水温25度と快適なダイビング環境が整っています。日本人によるダイビングショップも多いため言葉の心配も不要です。

また今年8月からは、サイパンからテニアン島、ロタ島を繋ぐ新たな島間エアライン、マリアナスサザナエアウェイズが就航を開始。スターマリアナス航空に加え、あらたなエアラインの誕生によってダイバー憧れのロタホールのあるロタ島へのアクセスも便利になります。

小さな島ながら、バリエーションに富んだダイビングポイントが多いのも人気の理由ではないでしょうか。ボートダイビングはもちろん、ビーチダイビングでも魅力的なポイントが数多くあり、短い滞在期間中1日に何ダイブもできるのは、マリアナならではです。

たとえばビーチダイビングなら、白い砂地と浮遊感を楽しむオブジャンビーチ、世界三大ケーブポイントでもあるグロット、アジ玉や人懐こいカメと出会えるラウラウビーチなど。ボートダイビングなら、ダイナミックなドロップオフに圧倒されるテニアンフレミングや、青の光のカーテンが幻想的なロタホールなど、名物ともいえるポイントが幾つもあります。

編）現地の最新ダイビング情報を教えてください。

局長）コロナ禍で観光客の訪問が著しく減少した約2年半。島では、コロナ後を見据えて観光客が多く訪れるエリアを中心に官民共同で補修および清掃のメンテナンスを行ないました。サイパンの人気ダイビングポイントであるグロットに続く階段や看板、展望台なども美しく安全に補修され、観光再開に向け、準備を整えています。

また地元の日系ダイビングショップの有志が集まり、サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクトを立ち上げ、活動を行なっています。豊かな海を守る上で欠かせない珊瑚の存在に注目し、海を愛するダイバーたちが今後どのように活動の幅を広げていくのか期待されます。いずれ産卵観察ナイトダイビングツアーなども実施される日が来るかもしれません。ぜひ、応援お願いします。

≫サイパン珊瑚の産卵観察プロジェクトはこちらからご覧ください

編）渡航を楽しみにしているダイバーに向けて、キャンペーン情報などございますか？

局長）現在、マリアナでは北マリアナ政府が中心となり観光復興のためのプロジェクトを進めています。おかげさまで少しずつ観光客が戻り始め、ホテルやショップ等の営業も再開され、受け入れ体制は整っています。そんな中でも、戻りが早かったのがサイパンリピーターのダイバーの方々でした。

そこで、ユナイテッド航空のサイパン直行便就航を皮切りに、利用者全員を対象としたダイビング２ダイブ無料のキャンペーンを12月20日まで実施しています。その他にもゴルフ２ラウンド無料、50ドルクーポンプレゼント、空港シャトルバス無料など、驚くほどお得な特典が利用可能です。

≫キャンペーンの詳細は観光局のHPをご覧ください。

編）現在の入国条件を教えてください。

局長）2022年9月現在、入国にあたっては、2回以上のワクチン接種証明書が必要です。証明書があれば、入国時の陰性証明書は不要かつ、待機・隔離はありません。また9月7日以降は、マリアナから日本への帰国時、ワクチン3回以上接種の場合、陰性証明書の提示が不要となりました。ちなみにワクチン3回未満の方が日本帰国時に必要となる72時間以内の陰性証明書を取得するための現地PCR検査は、サイパン、テニアン、ロタいずれの島でも無料で受けることができます（事前予約必須）。

PCR検査は、サイパン島での場合、9月1日以降、主要ホテルでも受検が可能となる予定で、大変お得かつ便利になります。また日本到着時も空港でのPCR検査はサイパンからの場合、ワクチンの接種回数に関係なく不要、待機や隔離もありません。出入国に関する手続きは、随時変更となる可能性がありますので、必ずホームページ（下記参照）で最新情報をご確認ください。

≫安心安全なマリアナ旅行のために

編）最後にマリンダイビングWebの読者にメッセージをお願いします。

局長）コロナの影響で、美しい海外の海と隔たれた数年だったと思います。私共、北マリアナ諸島にとっても各国からの観光客が途絶えたこの2年半はとても長いものでしたが、今も昔と変わらず美しいビーチ、青く透明なマリアナの海は、皆様のお戻りを心からお待ちしています。

編）マリアナ政府観光局プリセラ・ヤコポ局長にお話しを伺いました。ありがとうございました。

≫マリアナ政府観光局ホームページ
→お問い合わせフォームはこちら

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