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基礎からわかる! ダイビングスタート&スキルアップ術
第47回 タンクベルトの締め方

ダイビングスタート&スキルアップ術

初めてのダイビング、久しぶりのダイビングは「どうしたらいいの?」と戸惑いの連続。
今さら聞けない基本スキルから絶対にマスターしたい必須スキルまでここでおさらいしちゃいましょう!

タンクベルトが締められないなんて信じられない!
と言う方も多いかもしれないが、正直、私はちゃんと締められる自信がない。
(自分が使っているタイプのものはわかりやすいのだが、そうでないものは)
いつもわからなくなってガイドさんに助けてもらっている。
今回はダイビングスキルの隙間企画ではあるけれど、きっとお役に立てるはず~♪

BCのタンクベルトには大きく分けて
2種類ある

最初がラクチンなほうか
ぎゅっと締められるほうか

BCの背中部分に付いているタンクベルト。
メーカーや製品によって大きく分けて2つのタイプがあることはご存じだろうか?

1つは、あらかじめベルトの長さを調整しておいて、金属バックルで締めるもの

もう1つはタンクに付けている途中でぎゅっと引っ張って、タンクからベルトが滑り落ちないようにし、締められるタイプ

筆者は前者(左)のタイプを使っているが、締めるのに悩むことはない分、タンクの太さが変わったりすると、調整が微妙に難しく、おざなりにしてしまった場合はダイビング中にタンクが滑り落ちるという危険がある。

一方、後者のほうは、ベルトが外れていなければ(輪のような状態になっていれば)簡単なのだが、一度ほぐしてしまい、完全に左右が外れた状態になると、リカバリーしようにも順番を間違えて、ちゃんとはめられないという困った状態に陥ることがある。

よく間違う例

「いつもコレを使っているから大丈夫でーす!」と新人H。しかし……見事に失敗(笑)。
バックルに開いた穴にベルトを交互に入れて行ってしまうと、一見ちゃんと締められるふうでいて、まったくユルユル、締まらないことになる

Dリンク+バックル型

事前の長さ調節がポイント

Dリンクと金属製のバックルの組み合わせが多い。
前述したように、締めやすいことは締めやすいのだが、ベルトの長さが短いとそもそもバックルが締められなくなるし、ベルトの長さが長いと、ゆるゆるになってしまうので、最初の調整が重要。

新たなダイビングエリアに行ったときは最初に必ずベルト調節をすること!

締め方は簡単!

ベルトの長さが決まったら、あらかじめ、バックルにDリングをはめておくと便利

あとはそのままタンクにタンクベルトを通して締めるだけ
※ネック部分のベルトはこのBCの場合、通さないのが正解なのですが、ご了承ください!

多くのBCに使われているのが
プラスチックバックルのこのタイプ

Dリングに最初に通したら次は2番目の穴へベルトを差し込むのがポイント

一番目の失敗例のようなことをやってしまう人は意外に多いと思うが、正解は下の動画の手順!

1) まずタンクベルトを右側のDリングに通す
2) 向こう側に通ったベルトの先端をバックルのたもとから2番目の穴に差し込む
3) 次にバックルのたもとにある穴にベルトを差し込み、再びDリングからベルトが出るようにする
4) ここでバックルを直角に起こしながら、ギュッとベルトを締めて、タンクがずり落ちないようにする
5) 最後にバックルの一番先端の穴にベルトの先端を通す
6) バックルを左に倒しながら締め、ベルトのベルクロ部をタンクベルトの左側のほうに接着させて終了

慣れれば簡単!

タンクベルトの締め方がわからなかったら何回かやってみると、覚えていられるはず。
ベルトの裏側に締め方を記している製品も多いが、残念ながら不親切なものが多いので、体で覚えるようにしておくといいだろう。
でも、この上の動画をマスターすれば、あなたもしっかりタンクベルトを締められる!
頑張れ!

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