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基礎からわかる! ダイビングスキルアップ術
第7回 中性浮力

基礎からわかる!ダイビングスタート&スキルアップ術

宇宙遊泳をするように、水の中にふわふわ浮くことができるのがダイビングの醍醐味。でも中性浮力が取れていないと浮遊感、無重力感はなかなか楽しめない。
苦手スキルのトップ3といわれる中性浮力。マスターするためにはどうすればいいんだろう?

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中性浮力とは

浮遊感・無重力感のための必須スキル

初心者やブランクダイバーにありがちな失敗スキルや、ダイバーの多くが苦手と挙げるスキルのTOPともいえるのが中性浮力。水中で浮きもしない、沈みもしない、中層でバランスよくホバリングしている状態のことだ。
でも、急に体が浮いてしまったり、気がついたら思わぬ深みに陥ったり……。そんな経験をしたことのないダイバーを見つけるほうが大変なぐらい、みんなが中性浮力には苦労している。でも、克服すれば、ストレスなく、楽しい、安全なダイビングが待っている!

中性浮力

中性浮力3つのキーポイント

中性浮力がとれなければ、ダイビングは楽しくない!といっても過言ではないぐらい、中性浮力は大切なスキル。では、どうすればとれるのか? ①適正ウエイト②BCの正しい操作③呼吸……この3点をマスターすれば、中性浮力はとれる!

中性浮力をとらなければいけない5つの理由

① エア持ちや疲れ具合が全然違う!

ビギナーにありがちなエア切れ。エア切れの原因は、緊張やストレス以外に"中性浮力ができない"ことが挙げられる。中性浮力ができない→中層で浮こうとして足をずっとバタバタさせる→自然と疲れて息が上がる→エアの無駄な消費、というわけ。中性浮力がとれれば、ダイビングで疲れにくくなるのでぜひマスターしてほしい。

② ドロップオフで楽

外洋に面したドロップオフスポットではエントリーしていきなり底が見えないということもある。壁沿いに泳いで海底が見えるとしても、そこは水深何十mと深いこともある。そんなときに中性浮力がとれていると「① エア持ちや疲れ具合が全然違う!」で言ったように疲れないし、何より安全。

ダイビングを続けていれば、底が見えないほどのブルーウォーターの中を泳ぐこともある。こういったスポットは大物や群れが期待できるので、人気が高い ダイビングを続けていれば、底が見えないほどのブルーウォーターの中を泳ぐこともある。こういったスポットは大物や群れが期待できるので、人気が高い

ダイビングを続けていれば、底が見えないほどのブルーウォーターの中を泳ぐこともある。こういったスポットは大物や群れが期待できるので、人気が高い

③ サンゴを折らない

一面見事なサンゴ畑。でも、サンゴはもろい。ダイバーがちょっと触れてしまったり、フィンの先でぶつけてしまうものならすぐ折れてしまう。中性浮力がとれていないために、サンゴの真上に墜落! なんてことも。そんなことが絶対にないよう、中性浮力は必須だ。

サンゴ礁を守る中性浮力10

きれいなサンゴ! いつまでも残しておきたい

きれいなサンゴ! いつまでも残しておきたい

④ 砂を巻き上げない

砂地を這うように進むと、写真のようにモクモクしてしまい、後ろの人は何も見えない状態に……これ、意外と本人は気が付いていないもの。生き物を吹き飛ばすし、視界が悪くなって写真も撮れないしといいことなし。絶対やっちゃダメ。
中性浮力だけでなく、フィン先まで気を配るフィンワークが必須だ。

煙幕ダイバーから卒業しよう!

ビギナーあるある・必殺モクモク……もしやっている人がいたら、そっと教えてあげよう(スキルを高めようという意識のないベテランダイバーにも少なくないのでご注意を!)

ビギナーあるある・必殺モクモク……もしやっている人がいたら、そっと教えてあげよう(スキルを高めようという意識のないベテランダイバーにも少なくないのでご注意を!)

⑤ ロープなしの安全停止ができる

ダイビング中に中性浮力が必要になるのはもちろんだが、浮上前に必ず行なう安全停止でも、ブルーウォーターでは中性浮力が必須。ガイドがフロートをあげている間、周りのダイバーはロープなしで水深約5mで3分間一時停止しなければならない。

安全停止攻略法

ダイバーはダイブコンピュータで水深ををチェックしながら、水深3~5m台で3分間の安全停止をする必要がある ダイバーはダイブコンピュータで水深ををチェックしながら、水深3~5m台で3分間の安全停止をする必要がある

ダイバーはダイブコンピュータで水深ををチェックしながら、水深3~5m台で3分間の安全停止をする必要がある

1ダイブを想定して
中性浮力を練習してみよう!

① まずは適正ウエイトをチェック

水面がこれくらいの高さにきたら適正の目安。これより沈むようなら重いということ

水面がこれくらいの高さにきたら適正の目安。これより沈むようなら重いということ

講習時は体を安定させるためにウエイトを重くつけがち。ついついその感覚に慣れてしまって、必要以上に重いウエイトをつけている人が多い。ウエイト量が適正かどうかを調べるには、ダイビングスーツや器材をすべて装着してBCの空気を全部抜いた状態で水面に浮き、ちょうど目の高さに水面が来たらぴったりの証拠。

適正ウエイトを知ろう!

ウエイトの分散とは?

② 潜降・海底で一度リラックス

まずはリラックスすることが大事

まずはリラックスすることが大事

エントリーしたら、まずは海底で一度呼吸を整えよう。リラックスしたら、体を横にして体勢を整える。

③ BCにポンポンと2回くらい空気を入れる

浮いてきた浮いてきた! 呼吸でコントロールできるので、焦らないこと

浮いてきた浮いてきた! 呼吸でコントロールできるので、焦らないこと

その状態でBCにポン、ポンと2回くらい押す。このとき、一気に入れてしまうのではなく何回かに分けて短く入れるのがコツ。体が浮き過ぎたらインフレーターにある排気ボタンを押しながら排気をすればいい。 給排気ボタンを押せばすぐ浮いたり沈んだりするのではなく2秒ぐらいの時差があることを体で覚えておこう。

④ 息を吸う/吐くで
調整しながらダイビング開始

息を吸う/吐くで調整しながらダイビング開始

体を横にした状態でそのまま進む。息を吸えば少し浮くし、吐けば沈む。このときもBCの給排気ほどではないが、タイムラグがあるので、すぐに沈まない、すぐに浮かない!と焦らないこと。その上下の感覚がわかることが大事。

ポイント少しの浮き沈みで
焦ってBC調整をしないように!

ビギナーによくありがちな失敗は、中性浮力=ピタッと水中で止まると思っていること。確かに慣れてくればそうなのだが、水中なので、息を吸う/吐くの行為で多少浮き沈みはする。これを「ヤバイ、体が浮いたからすぐBCの空気を抜かなきゃ!」と焦ってしまうと、せっかく中性浮力が取れているのに思いっきり空気を抜いて、また体が沈んでしまい、今度は慌てて空気を入れすぎて急浮上してしまい……という悪循環に陥ってしまう。落ち浮いて、浮き沈みに慣れよう。

⑤ 途中で水深の変化を感じられるように!

耳が抜けづらかったり、耳の感覚がわからなければ目で見よう。ダイブコンピュータや水深計で水深をチェックすれば一目瞭然だ

耳が抜けづらかったり、耳の感覚がわからなければ目で見よう。ダイブコンピュータや水深計で水深をチェックすれば一目瞭然だ

そのままいろいろなルートを進んでいけば、もちろん水深も変わってくる。そうすると肺の呼吸だけではコントロールが足りなくなってくるので、BCの操作が必要(操作方法は下へ)。
大事なのは、この"水深が変わる"感覚がわかるようにすること。一番わかりやすいのは耳。深場に行けば耳がキーンとだんだん痛くなり、浅場になるとそれがなくなって浮いたような感覚になる。この耳の合図が水深変化の合図だ。

⑥ 深場に移動→
BCにポンポンと空気を入れる

インフレーターには給気ボタンと排気ボタンがある。操作を間違えないためにも陸上で給気、排気を練習して、指で覚えておくようにするといい

インフレーターには給気ボタンと排気ボタンがある。操作を間違えないためにも陸上で給気、排気を練習して、指で覚えておくようにするといい

水深が深くなるにつれ気体が圧縮して浮力はなくなる。だから、浮力を確保するためにはBCに空気を入れることが必要だ。
「③ BCにポンポンと2回くらい空気を入れる」でやったように、少しずつ空気を入れて調整。「③ BCにポンポンと2回くらい空気を入れる」のときと同じように、呼吸でコントロールできるくらいまで入れよう。

⑦ 浅場に移動→
BCから空気を抜く

インフレーターを肩より高い位置にあげて抜くのが基本

インフレーターを肩より高い位置にあげて抜くのが基本

浅い場所に移動すると、それまでに入れた空気で急浮上してしまう。深場から浅場に移動する前に少しずつ空気を抜くことがポイント。ダイビング終盤になったら自然とできるようにしておこう。

ポイント知ってた? いろんな排気方法

機種によっては、インフレーターを引っ張れば左肩のバルブからエアが抜けるタイプも。自分の正面に向けて引っ張るだけなので、中層で気軽に使える。

機種によっては、インフレーターを引っ張れば左肩のバルブからエアが抜けるタイプも。自分の正面に向けて引っ張るだけなので、中層で気軽に使える。

急浮上しそうなときは、右肩に排気バルブがついているタイプなら、紐を引っ張るだけで一気にエアが抜ける。

急浮上しそうなときは、右肩に排気バルブがついているタイプなら、紐を引っ張るだけで一気にエアが抜ける。

とっさのときのBC操作

繰り返して練習しよう!

上記の一連の操作を繰り返せば、中性浮力をとる感覚がだんだんわかってくる。早い人だと1回のダイビング旅行ですぐわかるので、できれば練習は間をあけずに潜るようにしたい。 中性浮力はやればだれでもできるモノ。不安がらずに、頑張りましょう~!!

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