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海のいきもの
第73回 1122ふうふのクマノミさん

11月22日は「いいふうふ(良い夫婦)の日」。海の生き物でいえば、その代表はやっぱりクマノミの仲間! ●構成・文/山本真紀(2020年11月制作)

11月22日は「いいふうふ(良い夫婦)の日」。海の生き物でいえば、その代表はやっぱりクマノミの仲間! ●構成・文/山本真紀(2020年11月制作)

世界の海からクマノミ版「いい夫婦」

クマノミの仲間は、海の生き物の中では比較的珍しい一夫一婦制。ひとつのイソギンチャクにたくさんの幼魚(未成熟魚)と同居することもあるが、繁殖に関与するのは通常1対のペアだけ。

❶東南アジアでよく見られるスパインチークアネモネフィッシュ。手前の大きくて少し黒ずんでいるのがメス、奥の小さくて鮮やかな赤い個体がオス。撮影/パプアニューギニア
❷セジロクマノミのペア。雌雄で模様は変わらず体格もさほど差がないことが多いため、通常はあまり区別できないのだが、たぶん奥のちょっと太っているほうメス。おなかに卵を持っているらしい。撮影/奄美大島
❸クマノミの雌雄は尾ビレで見分けられる。沖縄で見られる個体の場合、薄い黄色がメス(上)、上下縁に濃い黄色が入るのがオス(下)。撮影/沖縄・ケラマ
❹ハマクマノミのペア。小さくて赤が美しいほうがオス、大きくて黒ずんだ個体がメス。撮影/沖縄・西表島

❶東南アジアでよく見られるスパインチークアネモネフィッシュ。手前の大きくて少し黒ずんでいるのがメス、奥の小さくて鮮やかな赤い個体がオス。撮影/パプアニューギニア

❷セジロクマノミのペア。雌雄で模様は変わらず体格もさほど差がないことが多いため、通常はあまり区別できないのだが、たぶん奥のちょっと太っているほうがメス。おなかに卵を持っているらしい。撮影/奄美大島

❸クマノミの雌雄は尾ビレで見分けられる。沖縄で見られる個体の場合、薄い黄色がメス(上)、上下縁に濃い黄色が入るのがオス(下)。撮影/沖縄・ケラマ

❹ハマクマノミのペア。小さくて赤が美しいほうがオス、大きくて黒ずんだ個体がメス。撮影/沖縄・西表島

オスはイクメン、じゃあメスは?

クマノミがいるイソギンチャクの触手を水であおって岩肌を露出させると、赤や銀の小さなツブツブが付いていることがある。これが卵。孵化(ふか)するまでの世話は、主にオスの役目。写真は胸ビレで新鮮な水を送っているところ。メスは次の産卵に備えてせっせと栄養摂取。また、卵を保護している期間は、ダイバーをも攻撃してくる。特にクマノミ、ハマクマノミ、トウアカクマノミなどは注意。撮影/奄美大島

クマノミがいるイソギンチャクの触手を水であおって岩肌を露出させると、赤や銀の小さなツブツブが付いていることがある。これが卵。孵化(ふか)するまでの世話は、主にオスの役目。写真は胸ビレで新鮮な水を送っているところ。メスは次の産卵に備えてせっせと栄養摂取。また、卵を保護している期間は、ダイバーをも攻撃してくる。特にクマノミ、ハマクマノミやトウアカなどは注意。撮影/奄美大島

卵の色は赤? オレンジ? 銀色?

産卵直後/孵化直前

産卵直後これはクマノミの卵で、かなり濃い赤色だ(ハマやトウアカもこんな感じ)。セジロやハナビラはオレンジ色っぽい。いずれにしても暖色系。この色は栄養をたっぷり含んだ卵黄によるものなので、中のベビーが成長するにつれて消失して(色が薄くなって)いく。撮影/沖永良部島

孵化直前卵の中はベビーでパンパン。卵黄をほとんど使い尽くし、銀色の目玉がよく目立つ。「孵化の瞬間を見たい!」という方は、ぜひサンゴの海へGO! 撮影/奄美大島

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次回更新予定日 2020年12月23日

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