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STOP! 潜水事故
CASE147 水中撮影に熱中したあまりロスト

CASE147 水中撮影に熱中したあまりロスト

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

CASE147 水中撮影に熱中したあまりロスト

今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

【事例】
事故者はゲストダイバー4人とインストラクターのガイドのもと、6人組でボートダイビングを実施。9時頃出航し、910分ごろエントリーポイントに到着、6人でダイビングを開始した。事故者は水深20mで写真撮影に熱中してしまい、気づいたときには周りに誰もいなかった。ダイブコンピュータで時間を見ると935分だった。事故者は少しの間、移動せずに同位置で待機していたが、誰も戻ってこなかったため、浮上し始め、自分でシグナルフロートを上げ、浮上後はBCに空気を入れ浮力を保つことに。周りに乗ってきたボートは見えなかった。一方、事故者が行方不明となっていたため、インストラクターとゲスト4人はボートに上がり、捜索を開始。ほかのボートにも応援を要請し、1053分に118番通報。事故者はその後、陸上の岩場に釣り人を見つけ、SOSを求めたところ、釣り人の知らせを知った漁船が事故者を発見、救助し、港に戻った。事故者に負傷はなかった。

直接の原因ロスト

対処法

ダイビング事故をゼロにしたい!と訴え続けているこの連載だが、なかなか事故はなくならない。中でも表に出てこないことも含め、多い事故のひとつが漂流・ロスト(迷子・行方不明)だ。

今回の事例のように、事故者が水中写真撮影に夢中になってしまい、仲間とはぐれるケースは圧倒的に多い。水中撮影だけでなく、フィッシュウオッチングに夢中になってはぐれるケースも。

いずれにしても、バディシステムの崩壊が一番の原因。ファンダイビングの基本は2人1組のバディシステムだ。これができていないから、はぐれたり、他の人たちと離れ離れになって漂流したりする。リピーターのフォト派ダイバーを一人で撮影させてくれてしまうダイビングショップも少なくないのが実情だが、安全にダイビングをするためには、やはりバディシステムを守るべきだ。そうすればこの事故のように1時間以上も水面に浮かんで漂流することはなくなる。

でも、インストラクターももう少し早い段階で事故者に声をかけて一緒に来るように指示しておけば、こんな事態に陥ることはなかったはず。しかも事故者は置いていかれたことがわかって、その場で待っていたにもかかわらず、インストラクターが探しに行けなかったのは問題だ。事故者を信用していたからだろうか。案内する側も、頻繁に同行するダイバーを見る必要がある。一番は、水中写真を撮る人も、3カットぐらい撮ったら周りの動向を見て、ガイドや他のダイバーが向かっている場所を知ることが必要ではあるが。わずか1分間でもかなり離れることもあるので(特に潮の流れがある場合は)頻繁に、できれば20秒、30秒に一度は周囲を確認することも必要

ちなみに、沖縄の《マリンハウスシーサー》社長、稲井日出司さんが漂流しないための位置情報発信機の携行を提案していたり、安全追求型のダイブコンピュータで知られるGARMINの水面―水中相互通信可能な最新鋭システムが販売されるなど、漂流やロストを防ぐ機器が世の中に登場している。こうした最新機器を導入している、安全ダイビングへの意識が高いダイビングショップを選ぶことも、我々ダイバーには必要なことなのではないだろうか。

新しい年を迎えたが、今年も安全に楽しくダイビングをして人生を謳歌していただきたい。

ダイビングは安全が一番。でも100%はあり得ません。

もしもの時を考えて対策をとっておくことはとても大事なことです。 そんな時にDAN JAPANのサポートシステムを知っておくことをおすすめします。詳しくはDAN JAPANサイト  

ダイビングは安全に潜ってこそ楽しい!
でも、万が一のとき、あなたはどうしますか??

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ダイビング初心者の方は、ダイビングは怖いものと思っている方も多いと思います。実際は、基本手順やルールを守って潜れば、それほど怖がることはないレジャースポーツです。
また、ダイビングは海という大自然と向き合います。
だからこそ、「水中で体験した感動は忘れられない!」、「人生を変えるほどダイビングは素晴らしい!」と感じるダイバーが多いのも事実です。
しかし、自然が相手のスクーバダイビングですから、100%安全なんてことはありません。万が一のときあなたはどうしますか?
そんな時、DAN JAPANがあなたをサポートします。

詳しくは、こちらをご覧ください。

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