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STOP! 潜水事故
CASE101 フィンを履く時に転倒して溺水

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

CASE101 フィンを履く時に転倒して溺水

今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

事故者はダイビングショップのツアーでその日1本目のダイビングを終了後、2本目のダイビング準備のため、腰までの浅瀬でフィンを装着中、転倒。海水を飲み込み、ダイビング仲間に引き揚げられた。

海水を吐き、2本目はパスして海岸で休憩していたところ、急に意識がなくなったのを現地の人が気づき消防に通報。病院に搬送された後、死亡が確認された。

直接の原因溺水

対処法

なんとも痛ましい事故だ。
そして誰もが気軽にやっていることなので、背筋が凍る思いである。
そう、誰にでも起こりうる事故といえる。

たかがフィンを履くといっても、安全には十分気をつけなくてはならないという教訓ともいえる。ふざけながらフィンを履いている人をたまに見かけるけれど、くれぐれも不意に転んだりすることのないようにお願いしたい。

イビングに限らず、一般的にも実は溺れによる死亡事故はとても多い。人間は水たまり程度の水深でも溺れることがあるといわれるように、呼吸器系に間違って水が入ってしまうと死に至ることがあるのだ。特に海水の場合は、大量に飲むと塩分濃度が高いため、体内の細胞が脱水症状に至り細胞の中の核が崩壊してしまったり、腎臓機能が低下したりする。

だから、この事故のように海で転んでも海水を飲んではいけない。口に入っても飲み込まないように吐き出すことを心がけよう。人によっては飲んだところで何ともなかった……という方もいるかもしれない。でも、誤飲が命に関わることを知っておきたい。

対処法としては、大量に海水を飲んでしまった場合は、とにかく吐いて出す。もしくは、休憩している間に真水を少しずつでもとるようにする。また、すぐに病院に行って診てもらうようにすることも大事なことです。

そして、事故者のことを悪くいうつもりはありません。ただ、フィンを履くときに転ばないように、バディ同士で助け合うことも大事ですし、フィンを履くのが苦手な方はエントリー前に履いておいて、横向きもしくは後ろ向きに歩いて転ばないようにする。こうした基本的なスキルもしっかり身につけたいものです。

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