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STOP! 潜水事故
CASE53 エグジットの際、うねりで骨折

CASE53 エグジットの際、うねりで骨折

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

CASE53 エグジットの際、うねりで骨折

今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

ビーチダイブを終え、休憩をしようと上陸したところ、
波打ち際でうねりにより、バランスを崩して転倒。
1名が骨折、1名が打撲傷を負った。
当日は台風の影響でうねりが入っていた。

直接の原因うねりによる転倒

対処法

うねりがなくても波打ち際でゴロゴロしてしまうダイバーが多いビーチスポットもあるのだが、
骨折や打撲傷を負うほど重症になるのはぜひとも避けたいところ。
台風の影響でうねりがあるときは、波打ち際で波に襲われることが予想されるので、
普段以上に注意が必要だ。体力がない方はダイビングを止める勇気も必要。

「潜れる」と判断して潜るのならば、
エグジット時だけでなく、エントリー時もそうなのだが、
波で飛ばされたり転んだりしないように、重心を落として(腰を低くして)
フィンを履く、フィンを脱ぐ。
波のタイミングを見ながら、エントリーする場合は泳ぎだす。
エグジットの場合は、波が引き始めたところで歩き出し、
波が来るときはまた重心を落としてやり過ごす。
突っ立っていたら、絶対に波に持っていかれるし、強い波の場合は転んでしまうので
よ~く注意して。

せっかくのお休みでダイビングをして、ケガをしたのではたまらない。
何度も言うが、無理そうであれば、ダイビングを中止することも検討を。
また入る場合は、インストラクターの指示をよく聞いて、EN/EXのタイミングを逃さないこと。

今年は台風が少ないとはいえ、うねりは各地でも観測されている。
くれぐれも注意して、安全に楽しいダイビングを!

ダイビングは安全に潜ってこそ楽しい!
でも、万が一のとき、あなたはどうしますか??

ダイビングは安全に潜ってこそ楽しい!
でも、万が一のとき、あなたはどうしますか??

ダイビング初心者の方は、ダイビングは怖いものと思っている方も多いと思います。実際は、基本手順やルールを守って潜れば、それほど怖がることはないレジャースポーツです。
また、ダイビングは海という大自然と向き合います。
だからこそ、「水中で体験した感動は忘れられない!」、「人生を変えるほどダイビングは素晴らしい!」と感じるダイバーが多いのも事実です。
しかし、自然が相手のスクーバダイビングですから、100%安全なんてことはありません。万が一のときあなたはどうしますか?
そんな時、DAN JAPANがあなたをサポートします。

詳しくは、こちらをご覧ください。

DAN JAPAN
一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会
TEL:045-228-3066
FAX:045-228-3063
Email: info@danjapan.gr.jp
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