ダイビングを始める、楽しむための情報サイト

Facebook Twitter Instagram

STOP! 潜水事故

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
STOP! 潜水事故

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。
ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。
そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

CASE紹介

CASE 42 水中で意識朦朧に

CASE42 浮上後、意識朦朧に

CASE41 タンクのバルブ開け忘れ

CASE 40 潜降中に行方不明

CASE 39 咳き込んで海水を飲み、パニックに

CASE 38 ダイビング中、低体温症に

CASE 37 カメラが岩に挟まってエア切れに

CASE 36 ダイビング中に天候急変、浮上後流される

CASE 35 フリーフローと溺れ

CASE 34 1月の海で減圧症

CASE 33 撮影に夢中になりエア切れ

CASE 32 エアの早い友達を先に上げてダイビングを続行し、漂流

CASE 31 ドライスーツ着用でパニックに

CASE 30 フィッシュウオッチング中にパニックに

CASE 29 ダイビング中に気分が悪くなり病院搬送

CASE 28 エア切れで漂流

CASE 27 海洋実習中、海水を飲み込み、死亡

CASE 26 BCに空気が入らずパニックに!

CASE 25 6月、北の海で70代女性が意識不明に

CASE 24 マスクに海水が浸入して大パニック!

CASE 23 水深40mを潜り、減圧症の疑い

CASE 22 BCに空気が入りっぱなしになり急浮上

CASE 21 浮上したら係留していた船がいない!

CASE 20 水深35mでパニックに

CASE 19 残圧がなくなり一人で浮上し、死亡

CASE 18 ナイトダイビングで帰らぬ人に

CASE 17 フリーフローでエア切れに

CASE 16 レギュレータークリアに失敗して・・・

CASE 15 ロープ潜降で1人行方不明に

CASE 14 初めてのダイビングでパニック

CASE 13 一人セルフダイブで帰らぬ人に

CASE 12 ボートダイビングで移動中に骨折

CASE 11 ダウンカレントにつかまり気づけば-40m超

CASE 10 エアがない!→パニックに

CASE 9 ダイビング中に心停止

CASE 8 海中で咳込んでパニック→急浮上

CASE 7 浮上後、体が痺れて目の前が真っ暗に

CASE 6 ボートから逆に流され13時間漂流

CASE 5 エアがなくなったダイバーに突然レギュを奪われパニック

CASE 4 水中で迷子になり、死亡

CASE 3 持病を隠して潜水中、突然の体調不良で失神

CASE 2 マスククリアができずパニック!

CASE 1 ダイビング中に息苦しくなり意識不明に

CASE 43 うねりで顔面強打:次回更新予定日 2016年10月26日

CASE6 ボートから逆方向に流され13時間漂流

原因今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

 Cさんは友達と2人でボートダイビングに参加したところ、ガイド1人に8人のダイバーというグループでのダイビングとなった。
 エントリーしたところ予想より潮流が速く、気づけばCさんを含む4人と、インストラクターを含む5人の2グループに分かれてしまった。もう1つのグループはCさんの視界からは見えなくなっていたが、実は潮流が速すぎることからインストラクターがすぐに判断をし、ボートに浮上していた。
 Cさんを含む4人は10分ぐらいして、1人のエアの消費が非常に速いことから浮上しようということになり、4人で浮上後、セーフティブイを上げてボートを待った。
 一方、船長は5人が浮上したところを中心に待っていたが、あとの4人がなかなか上がってこないので、方向が違うのかもしれないと南へ南へと移動。だが、4人は北へ流されており、浮上してから30分経っても、1時間経っても船が迎えに来ない。
 この海域は潮流の読みが難しいところで有名で、1時間ほど自力で捜索した後、ダイビングボートは118番に連絡して海上保安庁に救助を求めた。
 4人が漂流しているところに海上保安庁の航空機が近づいてきたので、Cさんが持っている水中ライトを振ったところ、航空機に発見され、巡視船に揚収、救助され、救急車で病院に搬送された。朝7時頃に漂流し始めてから約13時間後の夜8時頃のことだった。全員軽い熱中症のため検査入院をしたが、命に別状はなかった。

原因直接の原因:実施中の活動に対する不注意

対処法

 漂流。このケースは無事発見されたのでよかったが、発見されないままに終わる事例もあるので、うかうかしてはいられない。
 ここでは、流されないための事前の防御策と、流された!と知ったときの対策について考えてみたい。

【流されないための防御策】

・流れが急激すぎるときは潜らない。

→海況チェックをしたときに、潜らない判断をすることが一番だが、それが無理だったら、最初に浮上した5人のように、潜った瞬間に流れの危険を察知して浮上する
→でも、経験が少ない人ばかりだと、その危険性すらわからないかもしれない。そういう経験の少ない人は、経験の多い人のそばから絶対に離れない。

・絶対にインストラクターから離れない

→リスクのある海では経験のある人についていくのが鉄則。
 海外ではバディ単位で潜るのが普通で、普段はエントリーした瞬間、ざざっとみんなどこかへ行ってしまうようなスタイルのダイビングを楽しんでいるエリアでも、流れがあるところでは、事前のブリーフィングで「絶対自分から離れるな。必ずついてくること」といった注意を受ける。でないと、流されてしまって、楽しめなくなるからだ。
 インストラクターについていくのが通常スタイルの日本人の場合、これは得意なダイビングスタイルのはず。流れがある海では、絶対イントラからはぐれない。
 今回のケースでいえば、エントリーのタイミングでもしかしたら4人と5人のグループに分かれてしまったのかもしれない。でも、流れがあるところこそ、エントリー時に離散しないよう、グループのリーダーは集合方法を決めておくべきだし、ダイバーはそれに従うべきだ。

【万が一流されたときの対処法】

 Cさんら4人は13時間もよく耐えたと思う。

 まずセーフティグッズは各自が持つこと(使い方ももちろん熟知を)。
 セーフティブイ(シグナルフロートとか、マーカーといった呼び名がある)を全員で上げることで、日中は船上から見えやすくなるはずだ。
 できれば、ブイ以外のセーフティグッズも持って行っておくこと。水中ライトもフラッシュライト付きものもがあるといい。
 漂流が夜間になることも考えられるので、Cさんたちのように光りモノは必携。本誌のカメラマンが取材で長時間流されたときは、カメラのフラッシュが捜索隊に発見され、難を逃れたということも。
 また、漂流中はダイバー同士で励まし合うこと。また長時間になることも考えて体力は温存すること。

 なお、漂流事故が起きるのはたいてい大海原にポツンとあるようなダイビングスポットで、周りにほかのダイビングボートがない場所であることが多い。
 できるだけ水中に持っていけるような携帯電話、信号弾なども持参しておきたい。

 できれば流されないに越したことはない。でも、万が一流されても、くじけずに、落ち着いて対処できるようにセーフティグッズも携行して、しっかり準備をしておこう。

お知らせ

「STOP! 潜水事故」の読者の皆さま
事故に遭わない方法、事故に対面したときの対処法がズラリ!

『潜水事故から学ぶ 安全マニュアル100』絶賛発売中!

定価2,160円(税込み)
100の事例をご紹介!

こちらからご購入できます→マリンダイビングSHOP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
[an error occurred while processing this directive] [an error occurred while processing this directive]

最新号Now on sale

  • 月刊『マリンダイビング』最新刊
  • 楽園モルディブ2019
  • DIVING スタート&スキルBOOK
  • La SCUBA ラ・スクーバ Vol.11

おすすめサイトRecommend

  • オリオン
  • AQROS
  • マリンダイビングフェア2019
  • MDShop Amazon
  • スタッフ募集

サイト内検索Search

リンクLinks

  • 地球の海フォトコンテスト
  • おすすめダイビングツアー
  • 海のBooks&Goods
  • メルマガ登録解除
  • 『マリンダイビング』公式ブログ
  • JLDA

最新号Now on sale

  • 月刊『マリンダイビング』最新刊
  • 楽園モルディブ2019
  • DIVING スタート&スキルBOOK
  • La SCUBA ラ・スクーバ Vol.11

最新特集The special feature

Present今月のプレゼント