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STOP! 潜水事故
CASE88 ダイビングボートが座礁

CASE88 ダイビングボートが座礁

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

ダイビングの始め方徹底ガイド(大) 潜水事故に学ぶ安全マニュアル100(大)

CASE88 ダイビングボートが座礁

今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

ダイバー6名と船長の計7名でボートダイビングへ。ダイビング後、近くの岩場に上陸し休憩をしていたところ、高波で船尾側のアンカーロープが外れてしまい、慌てて船長がボートに戻り、エンジンをかけたところ、船首側のアンカーロープも切れてしまう。そこに再び高波が来て船が岩場に乗り上げてしまい、浸水。帰港不能となり、船長を含む7名全員が岩場に孤立してしまった。
海上保安庁(118番)に救助を要請するも、食料等の支援はあったが、その日のうちに救助できず、夜明けを待って海保特殊救難隊、機動救難士、潜水士等が協力して、巡視艇などに7名を収容。救助が完了した。

直接の原因ボート座礁

対処法

今回の事例はダイビングの途中で起きたことであって、潜水事故と呼ぶのははばかられるのだが……。
ただ、ダイビングを楽しむときにはこういうことも起こり得るということを知っていただきたいのでピックアップさせていただいた次第。

ひとえに船長の責任なのだが、お金を払って連れて行ってもらっている立場としても危機意識をもっておくことも必要だなと考えさせられる事故である。船長の不注意で、岩場に一晩取り残されるというのも嫌だから。もしかしたら一致団結してその夜は意外にいい思い出になったという可能性もあるけれど、怒り出す人がいたりしたら、みんな気持ちがバラバラになること間違いない。最悪の思い出にしかならないと思う。

アンカーロープのかけ方は本当にそれで良かったのか(素人にはわかりかねるのだが)。
海が荒れてきたときにもっと早く帰るよう、促せなかったのか。
岩場に上がらずに船上で休憩するという選択はなかったのか。

海が急に荒れて何かよからぬことが起きることは、ほかにもいろいろある。
でも、ほかにもダイビングボートが出ていたのにその船だけが問題を起こす、という事件も少なくない。
ここはゲスト側がどうのこうの言えるようなことはないので、ゲストの生命、安全を守るためにも業者側にくれぐれも注意していただきたい。

ただ、ゲストとしてはダイビングサービスなど業者を選ぶことに関しても慎重に行なうことを常日頃から実施していこう!

次回更新予定日 2020年8月19日

CASE89 久しぶりで緊張のあまり…

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