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STOP! 潜水事故
CASE46 エンジンがかかっているボートに接触
ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。
CASE46 エンジンがかかっているボートに接触
今回の潜水事故の原因
- バディ不遵守
- 身体拘束
- 監視不十分
- 器具の不備・取り扱い不注意
- 体調の不注意
- 技量の未熟
- 気象・海象の不注意
- エア確認不注意
- その他
数名のダイバーでドリフトダイビングを楽しんでいた。
終了後、水面でダイビングボートが迎えにくるのを待っていたところ、
ダイビングボートがやってきた。
操船者が後進で接近し、約100mの位置まで接近したところで、
スロットルレバーが中立にもなっていないにもかかわらず中立にしたものだと思い込み、
操舵室を離れ、後部デッキになる梯子の準備を開始。
男性と女性がそれぞれ1名ずつ接近したところ、船に接触し、負傷した。
港に戻り、医療機関に搬送されたが、
1目は左踵部を裂傷、
もう1名は腰部に裂創を負い、臓器損傷の疑いもあったことから開腹手術を実施したが、
臓器に損傷は認められなかった。
直接の原因エンジンのかかっている
ボートに接触
対処法
「エンジンがかかっているボートには近づかない!」
対処法といえばこの一言に限る。
ボート接触の事故では、この事例ではケガですんだものの
過去に死に至っているダイバーもいるので、本当に気をつけたい。
ボートダイビング、それもドリフトダイビングは、
流れにほとんど逆らわずに楽しめる、とってもラクチンな場合が多いのだが、
水面でボートを待ったり(それも時には数分間以上待つことも)
波が高い中でボートに上がらなくてはならなかったりと、
場合によってはそれなりのリスクはある。
だが、安全のためにも絶対に守らなくてはならないのは、
近づいてきたボートがエンジンを止めてから、ボートに近づくことだ。
エンジンを止めるといっても、たいていの場合はアイドリング(中立)状態。
一般ダイバーの耳にはエンジンがかかっているように聞こえるかもしれない。
自分で判断できない場合は、ガイドのOKが出てから近づくこと。
なお、波が高い場合、流れがある場合は、
ボートが近づいて来たらロープを出してくれるものなので、
それにつかまって、船に上がる順番を待つようにしよう。
つかまらないと、流されてしまいがちなので、確実に!!
ダイビングは安全に潜ってこそ楽しい!
でも、万が一のとき、あなたはどうしますか??
ダイビングは安全に潜ってこそ楽しい!
でも、万が一のとき、あなたはどうしますか??
ダイビング初心者の方は、ダイビングは怖いものと思っている方も多いと思います。実際は、基本手順やルールを守って潜れば、それほど怖がることはないレジャースポーツです。
また、ダイビングは海という大自然と向き合います。
だからこそ、「水中で体験した感動は忘れられない!」、「人生を変えるほどダイビングは素晴らしい!」と感じるダイバーが多いのも事実です。
しかし、自然が相手のスクーバダイビングですから、100%安全なんてことはありません。万が一のときあなたはどうしますか?
そんな時、DAN JAPANがあなたをサポートします。
DAN JAPAN
一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会
TEL:045-228-3066
FAX:045-228-3063
Email: info@danjapan.gr.jp
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〒231-0005
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バックナンバー
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- CASE129 水深40m超でパニック
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- CASE126 バディを見失いパニックに
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- CASE122 残圧確認がいい加減でエア切れ
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- CASE114 セルフダイビングではぐれ…。くも膜下出血で帰らぬ人に
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- CASE108 60代男性ダイバーがダイビング中に体調不良に
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- CASE90 あっという間にエアを消費して…
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